総流し合成オッズとは、ある馬券で、特定の馬から総流しで買った場合、全ての目のオッズを合成した値(合成オッズ)です。

　どの目が的中しても同額の払い戻しになるように資金を配分して買った場合、その合成オッズと的中時の回収率は同じになります。例えばこの合成オッズが2.40で、１万円の資金で総流しをした場合、どの目が的中しても、２万４千円の払い戻しになるように資金を配分して買うことができることを意味しています。

　この値は総流しなので、馬連であれば、この馬が２着までに入れば必ず的中するので、２着までの複勝と同じ意味になります。また、馬単であれば、単勝と馬単総流しは同一の馬券と言えますので、理論的には単勝オッズと馬単の総流し合成オッズは一致します(ただし、単勝には約5%の給付金がある場合があり、その分開きます)。

　また、３連複は、２頭からの総流しにすれば、その２頭のワイド馬券と同じになりますので、こちらも合成オッズとの比較ができます。また、１頭からの総流しはその馬が３着以内に入れば的中しますので、これは複勝と同じ馬券になります。

　また、ワイドの場合は、的中時は必ず２点的中しますので、実際の合成オッズはこの総流し合成オッズを２倍した値になります。

　他にも、３連単の場合、１・２着を固定して３着を総流しにした場合の馬券は馬単に相当しますので、この総流しの合成オッズと馬単のオッズを比較することで、どちらが得なのかを判断することができます(３単1･2総)。

　この値は、各オッズ画面で表示されます。総流しをするかどうかの判断や、単勝や複勝やその他の馬券と比較して人気の偏りを判断することに利用できます。