チェック馬とは、出馬表を開いたときなどに、すぐに見つけたい馬のことです。レースを見て次に狙いたいと思った馬や、あるいは自分が所有しているクラブ馬主の馬やペーハーオーナーの馬等が該当します。TARGET frontier JVでは、これらの馬をチェック馬として、簡単に登録・削除でき、登録されたチェック馬は、各画面で目立つように表示されたり、他の馬とは別に検索・集計したりすることができます。
チェック馬に登録した馬には、それぞれTypeの指定ができ、0~9、A~Zの36種類の分類が可能です。各番号や文字には特に意味がありませんが、ソートが可能な画面では、この順番にソートされますので、用途によって使い分けて下さい。また、環境設定のチェック馬マークの設定で、Typeごとに全角1文字(半角2文字)のマークと、背景色の指定が可能で、各Typeがどういう分類なのかをわかるようなマークを設定して下さい。
サイドウインドウ内にチェック馬タブがあり、登録されているチェック馬を一覧することができます。登録したリストは、TARGET frontier JVが終了するときに自動的に保存され、次回の起動時に自動的に読み込まれます。
頭数の制限は最大2万頭までです。ただし、チェック馬のデータは、常にメモリ内に読み込んでいるために、頭数が多くなると、起動時に読み込むデータが増え、起動時間がかなりかかるようになってしまいます。基本的には現役馬に対して使う機能だと思いますので、抹消された馬については、なるべくチェック馬の指定を解除するようにして下さい。サイドウインドウ内のチェック馬タブのメニューで、抹消馬を一括して削除することも可能です。
チェック馬は、各画面の馬名の部分をドラッグして、サイドウインドウ内のチェック馬リストへドロップするか、あるいは画面によっては馬名の部分を右クリックして、チェック馬に登録するを指定するとチェック馬として登録されます。また、馬データ画面では上部のボタンで指定可能です。
馬データ検索画面では、チェック馬を一括して登録・削除することが可能です。また、その時にTypeの指定も同時に可能です。ある馬名リストの馬を、一括してあるTypeでチェック馬に登録したい場合は、馬データ検索から馬名リストファイルを読み込ませることで可能です。また、この画面では、検索済みのチェック馬に対して、一括して同一のコメントを設定したり、また一括して削除することも可能です。
馬データ検索画面では、検索したチェック馬のチェック日(あるいはその翌日)以降の戦歴を一括して、全レース、あるいは指定した戦数だけ検索することが可能です。この機能により、チェック馬に登録した後の成績をタイプ別等で確認することができます。また、レース検索の検索馬の条件としても、チェック馬がありますので、チェック日等を意識しないのであれば、こちらでもチェック馬のみの成績を検索することも可能です。
また、馬名未登録馬(産駒データ)でもチェック馬として登録することもできます。産駒データ一覧画面または、馬データ画面(産駒参考馬データ画面)で設定が可能です。表示に関しては、馬名未登録馬が表示される画面であれば表示されます。POGでは、馬名未決定の馬を選択できるルールもあると思いますので、そのような場合にご利用ください。また、馬名が決まってもチェック状態は有効です。
各馬にはチェック馬コメントを付けることができます。また、登録時の日付が設定日として自動的に記入されます。コメント及び設定日は常時変更が可能です。また、Typeを変更しただけでは日付は変更されません。
チェック馬は、出馬表や成績の各画面で、水色の背景色で表示され、出馬表レース選択画面では、チェック馬が出走するレースはレース名が赤色で表示されます。また、チェック馬がいる場合には、下段のステータスバーに、その頭数が表示されます。馬名の背景色の表示は、環境設定のチェック馬マークの設定のところでオフにすることもできます。
サイドウインドウのチェック馬タブのチェック馬メニューボタンからは、チェック馬ファイルをエクスポートしたり、インポートすることも可能で、他のコンピュータへの移行やバックアップとしてご利用ください。また、抹消馬の一括削除や、整形テキスト出力、特定のタイプのチェック馬を馬データ検索で一覧したり、コメントのある馬のみ一覧するというようなことも可能です。
基本的な用途としては、やはり次回に狙いたい馬を登録しておくことだと思います。出馬表を開けば即座に出走の有無がわかりますから、どんなに忙しくても見落とすことはありません。出馬表を登録して、出馬表レース選択画面さえ見ればOKなのです。これで、もう狙っていた馬を見落とすことは無くなるでしょう。私も、TARGET frontier JV制作中は、とても忙しくて、前日予想もろくに出来ませんでしたので、この機能にかなり助けてもらいました。仕掛けは単純、用途も明快な機能ですが、その実用性と破壊力は想像以上に大きいです。これだけでも十分馬券になります。
初期状態では、チェック馬のファイルは、プログラムフォルダ内にあり、名前はCHECKUMA.LSTです。他の場所にインストールしたTARGET frontier JVにチェック馬の情報をコピーした場合は、直接このファイルをコピーして下さい。ただし、このファイルは起動時に読み込まれ、終了時に書き込まれますので、コピーする場合は、必ずTARGET frontier JVを終了した状態で行って下さい。また、このチェック馬のファイルは環境設定の基本ファイル・フォルダの設定で変更することが可能です。この機能は、複数のチェック馬データを使い分ける場合や、複数のTARGET frontier JVでデータを共有している場合に、チェック馬も共有したいときに使用します。それ以外の用途では変更しないで下さい。
[TIPS]
出馬表レース選択画面では、チェック馬が出走している場合は、当該レース名が赤色で表示されますが、その場合、チェック馬ボタンを押すと、それらの馬を一覧することができます。同時にリストの出力やコメントの一覧も可能です。また、オッズや結果が取り込まれているか、成績が登録されている場合は、その状態(出馬表分析画面)で、オッズ・結果ボタンを押すと、それらチェック馬の全体での成績がステータスバーに表示され、出力にも反映されます。
チェック馬ファイルは、終了時に変更があるたびにバックアップが作成され、最大で4つのバックアップファイルが作成されます。それぞれ拡張子がBK1~BK4になります。間違って消してしまったような場合には、TARGET frontier JVが終了した状態で、これらのファイルをコピーしてリネームするか、または起動後、チェック馬サイドウインドウ内のメニューからCSV形式で読み込んでください。
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