各レースごとに、各馬に設定する印で、競馬新聞等でよく見る◎や○や▲等に該当します。また、独自の印を作成することも可能です。
馬印は、現在は同時に8つまで設定可能です。基本的な用途としては、競馬新聞の印的な使い方で問題はありませんが、各印は全角1文字または半角2文字以内であれば、環境設定の馬印の設定で、自由に追加設定できますので、他の用途にも応用できると思います。
印は自由に設定できますが、消の馬印だけは画面によっては特殊な意味を持っています。出馬表等では、消の馬印を打った馬の表示を薄くするような設定が可能だったり、あるいは買い目入力テンプレートや各オッズの作成画面では、買い目の対象から自動的に除外することもできます。
印は、単に出馬表の画面上で設定して"見る"という用途以外にも、出馬表分析で検索・ソート・集計したり、あるいはレース検索等で、過去の◎のみを検索して、連対率や回収値を求めるということも可能です。
馬券シミュレーションでは、馬印を元に擬似的に各買い目を生成し、その的中率や回収率等を調べることも出来ます。
馬印の入力は、現状では、出馬表の各画面、出馬表分析画面、成績画面、馬データ画面、戦歴・レース検索画面、買い目画面、出馬表その他ランク画面、タイムランク画面、対戦成績画面、坂路調教画面、その他できます。
また、出馬表分析画面では、全馬、あるいは特定の馬グループに対して一括して同一の印を設定したり、削除することが可能です。ある騎手がその日に騎乗する全馬に一括して同一の印を打ったり、特定の種牡馬の産駒に同一の印を打ったりすることができます。
戦歴・レース検索画面では、検索したレースについて、各馬対して、一括して馬印を設定したり、設定されている馬印を一括して削除することができます。
◆印利用時の注意
馬印が表示されている多数の画面では、基本的には最大8種類の馬印を全て同時に表示できます。また、一部の画面では設定メニュー等で1つを選択して利用可能です。
また、画面によっては、特定の印のみが限定して扱われている場合があります。基本的には馬印1が一番用途が広くなっています。
例えば、項目が固定された出力等では、馬印1のみが出力可能な場合も多くなっています。また、競馬新聞PDF形式出力では、通常は1~3まで、最大で1~6までになっています。本日集計画面の1~3着馬タブでは、各馬の馬印1~4までが表示されます。
◆印の入力
各画面で、馬印の欄をダブルクリックするか、あるいはカーソルがある状態でEnterキーを押すと、馬印の入力用の選択リストのメニューが開きますので、選択して入力して下さい。なお、一部画面では入力できない個所もあります。また、リストメニューで入力を選択すると、印を直接文字として入力することもできます。
メニュー内のクリアを指定すると、印を空欄にできます。また、印上にカーソルがある状態で、
Deleteキーを押すと、同様に印を空欄にできる画面もあります。
入力時に表示される選択リストは、環境設定の馬印の設定で自由に設定可能です。選択リストは3通り作成可能で、それぞれ馬印ごとに別々に設定したり、あるいは、いくつかのリストを連結して使用することも可能です。また、リストの内容はファイル等への入出力が可能で、簡単に多数の印のリストを作成したり、切り換えて使用することができます。
◆一括処理
出馬表分析では、その日の全馬や選択した馬に対して、一括して馬印を設定したり、削除したりすることができます。
また、レース検索では、検索したデータを対象として、一括して馬印を設定したり、削除することが可能です。
どちらの画面でも馬印自体で検索・選択することができますので、例えば、◎の馬を検索し、一括して別の印に置き換えることも出来ますし、また、馬印1が◎の馬に対して、馬印2で別の印を打ったり、同じく◎を打って、馬印1を削除することによって、馬印1から馬印2へ印を移動させるようなこともできます。
◆データ格納フォルダ
馬印1は、レース印と同一のファイル内に開催別に蓄積されています。ファイルはMY_DATAフォルダ内に存在し、「UMyykp.DAT」(yyは西暦下2桁、kは回次、pは場所名1字)というファイル名で蓄積されています。このファイルを削除すれば、その開催の全馬印1を削除することができます。ただし、この場合、レース印も同時に削除されてしまいますので御注意ください。
また、馬印2~8は、それぞれMY_DATAフォルダ内の「UmaMark2~8」の各フォルダ内に格納されます。馬印1にレース印が含まれていること以外は全て同一仕様になりますので、直接的なファイルの移動や交換は可能です。また、フォルダ名を入れ替えれば、それだけで印の入れ替えができます。
馬印の各ファイルは、画面表示時に読み込みますので、その時点で当該ファイルが存在していれば馬印のデータとして認識されます。
また、レース検索で、各馬印を指定して検索し、その後に編集メニューから馬印の一括削除を実行すれば、指定した馬印だけを一括して削除することも可能です。また、同様の方法で、馬印の一括設定を実行すれば、特定の馬印を別の馬印に一括てし変更することも可能です。
◆特別登録での馬印の指定
上記の馬印データは、基本的に何レースの何番の馬という形式で保存されますので、データ自体には馬名等は無く、馬番が確定していないと打てない仕様です。しかし、ターゲット内では、特別登録の段階や枠順確定前の出走馬名表でも馬印を打つことが出来ます。
特別登録から開いた仮想出馬表でも馬印を打つことは可能で、この印は別の箇所に保存されます。この馬印データは、馬印1~8ごとに、MY_DATAフォルダ内のTK_MARKフォルダ、TK_MARK2~8フォルダ内に1日の1場単位でひとつのファイルとして保存されます。ですので、特別登録に打った馬印は、このファイルを削除しない限り消えることは無く、あとからでも確認可能です。特別登録で打った馬印でも、タイムランクや馬データ画面等でも有効で、通常の馬印とほぼ同様に扱うことが可能です。
特別登録で指定した馬印を枠順確定後、あるいは確定前の出馬表に読み込むことが可能です。方法は、各出馬表の編集メニュー内の特別登録の馬印を取り込むを実行するだけです。現状では馬印1~8に対して一括してのみ取り込みが可能です。すでに馬印が設定されている場合でも、上書きされますので注意してください。また、出馬表レース選択画面からはその日の全馬印を一括して取り込むことも出来ます。
また、特別登録の段階とその後の段階で、レース番号が変わることも稀にあり、そのようなケースにも対応はしていますが、変更される内容によっては、そのようなケースでは正常に読み込めない可能性もあります。
◆枠順確定前の出馬表での馬印の指定
枠順確定前の出馬表に馬印を打った場合は、枠順が確定するまで一時的に蓄積され、確定後、出馬表か出馬表分析を開くと、通常の馬印データに自動的に変換されます。出馬表を開くと、そのレースのみが変換され、出馬表分析では、その日の全レースを対象として一括して変換されます。この変換には特に何の作業も必要なく、開いた時点で全て自動的に処理されますので、通常はその違いを意識する必要はありません。ただ、変換が完了していないと、出馬表関係の画面以外(成績画面等)には反映されませんので、その点だけ注意してください。また、馬印のファイルを直接扱う場合にもご注意ください。
変換前のデータ(枠順確定前の馬印ファイル)は、RT_DATAフォルダ内のTEMP_VDUMフォルダ内に一時的に作成され、変換後に直ちに削除されます。
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