複数のコースを任意のグループとして登録が可能で、グループとしてまとめてレースを検索・集計したり、各画面でコースに同じマークやタイトルを付ける事ができます。
任意のコースをグループ化するということですので、コースグループという名称になっていますが、使い方によっては、他のチェック機能と同様にも使えますので、チェックコースという意味や、あるいはもっと単純に各コースに任意のコースマークを付けるだけの機能としても使えます。
コースグループは最大999件設定でき、設定した個々のグループに対して、中央競馬の競馬場の任意のコースを任意の数だけ登録できます。
◆コースグループの用途
同一の競馬場のコースであれば、芝・ダートや距離、あるいは内・外等を指定することで、複数のコースを一括して検索できますが、全く別の競馬場の全く別の距離等の任意のコースをまとめて検索するということは、単純な条件の指定ではできません。ですが、このコースグループ機能を利用すれば、任意のコースを任意のグループに登録できますので、どのような括りの複数のコースでも一括して検索等が可能になります。
また、レース検索では、コースグループ別の集計も可能ですので、例えば、単純に騎手や種牡馬の戦歴を検索し、それをコースグループ別に集計すれば、どのようなグループのコースで成績が良いのか等がわかりますし、逆に、成績の良いコースだけを集めてグループとすることも可能です。
作成したコースグループには、文字数制限が基本的に無い名称の設定と、全角2字(半角4字)以内で色の指定が可能なコースグループマーク(略称:コースマーク)を設定でき、各画面で表示そのまま表示・一覧されたり、★タブ等で設定項目として表示設定することが可能です。
また、ひとつのコースを複数のグループに登録することが可能ですので、同時に複数の用途でグループ分けをすることが可能です。重複登録されたコースの出馬表や成績画面等では、コースマークが複数表示されます。重複数は無制限ですが、画面上ではコースマーク等は基本的に4~8つまで表示されます(環境設定のコースグループ一覧での表示順で上位4~8件が該当)。9件以上は、コース図画面等からのコースグループ設定画面で全て確認・削除等が可能です。
◆コースグループの設定及び所属コースの登録
まずは、何は無くともグループを設定する必要があります。環境設定のコースグループの設定で、コースグループ及び所属するコースを設定して下さい。具体的な設定方法は、上記のリンク先にあります。
コースグループ自体は環境設定でのみ設定可能ですが、各コースグループに所属するコースの指定・削除は、環境設定だけでなく、出馬表や成績画面等の特定のコースのレースの画面では、メニューの編集内にこのコースをコースグループに登録するという項目がありますので、そちらを実行すれば、任意のコースグループに登録できますし、基本的にはわかりやすいかと思います。同様にコース図画面では、右上の登録用のボタンで登録が可能ですし、また、レース検索やタイム分析、コースレコード一覧画面等では、各行を右クリックして表示されるメニューで当該行のコースを任意のコースグループに登録することも可能です。
コースの削除についても、環境設定だけでなく、出馬表や成績画面、タイムランク、その他ランク、コース図画面で表示される各コースマークを右クリックして行うことも可能です。
コースグループ自体の削除や表示順の指定については、環境設定でのみ可能です。
◆各画面での表示対応
出馬表、成績画面、コース図画面、その他ランク、タイムランクの各画面では、そのレースのコースが所属するコースグループのコースマークが4~8件まで表示されます。最大件数は画面ごとに違います。また、マークを右クリックすると、そのグループの登録から外すことができます。
出馬表の過去走、出馬表分析の今走及び前走、その他ランクの前走、レース検索の今走及び前走等、タイム分析、馬データ画面、の各画面の★タブの各項目では、コースマークとコースグループ名の表示が可能です。コースマークについては、項目の表示幅が許す限り、登録されている全てのコースグループのコースマークが表示されます。また、コースグループ名については、最上位の1件の名称と、合計の件数が表示されます。各画面イメージ出力にも対応していますが、複数のグループに該当する場合でも、項目は基本的にはひとつとして出力されますので、内容及び扱い方にはご注意下さい。
出馬表レース選択画面、成績メニュー画面、コースレコード一覧画面、本日集計画面の各画面では、選択可能な表示項目として、あるいは最初からの表示項目としてコースマークが表示されます。ただし、出馬表レース選択画面以外は項目幅は変更保持できませんので、表示される最大レースマーク数は固定されます。一部の画面では、レースマークの前半部分のみを表示することで、数を多く表示できるようにした項目(コースマークS/マークS)もあります。
大半の画面では表示されるコースグループの最大数は4~8件で、9件以上登録したような場合には、表示や変更等がでません。このような場合には、コース図画面等からコースグループの登録画面を開きますと、そのコースが登録済みのコースグループは全て明示され、また右クリックでそのコースグループを削除することも可能です。
◆検索・集計等
レース検索では、コースグループを指定してレースを検索することができます。なお、コースクループを指定した場合でも、距離や芝・ダート等の指定も有効ですので、コースグループ内でさらに限定等することも可能です。
また、レース検索では、検索したデータをコースグループ別に成績を集計することができます。コースグループの表示順は環境設定での表示順に固定されています。
出馬表分析では、今走及び前走のコースグループを指定して、データを抽出したり、ソートすることができます。
【注意】
ひとつのコースを重複して登録が可能で、複数の用途に同時に使える点は、他のチェック機能と違いますが、逆に表示上で数が制限されたり、表内の項目として表示や出力の扱いがやや複雑になりますので、特に出力したデータを扱う場合には、重複していると扱いにくくなる場合もありますので、必ずしも機能としてベターとは言い切れず、他のチェック機能に対しても単純に同様の拡張をした方が良いのかどうかはわかりません。この点は、このコースグループ機能についての今後の改良等で方向性が見えてくるかと思います。
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