レーシングビュアーとは、中央競馬ピーアール・センター(https://prc.jp/jraracingviewer/index.html)が提供しているレース映像やパドック映像、調教映像のことで、2006年11月(調教映像は2008年1月)より、JRA-VANのData LabのJV-Linkを経由して、この映像を呼び出すことが可能になり、ターゲットでも、各画面から映像を直接呼び出すことが可能になっています。また、レース映像の場合には、映像とともにターゲット内のデータを映像ガイドウインドウとして表示することも可能で、走っている馬の馬名等のデータを確認しやすくなっています。
レース映像は、速報映像としてレース後30分程度から見ることも可能です。また、中央競馬のレースだけでなく、地方競馬のダートグレード競走のレースの映像も見ることが出来ます。調教映像については、基本的には当該週の重賞競走に出走する馬の映像が再生できます。
ただし、こちらのサービスを利用するためには、中央競馬ピーアールセンターかJRA-VANで、レース映像のサービスを受ける登録手続きを事前に行なっておく必要があり、現状では月額525円必要となります。JRA-VANで申し込んだ場合には、Data Labの料金と同様の方法で決済が可能です。また、すでに登録済みの場合には、再登録等は必要ありません。そのまま利用可能です。
映像を再生するためには、ある程度のスペックのパソコンや高速回線が必要ですが、双方サイトにサンプル動画がありますので、そちらで実際の再生状況等をご確認ください。
ターゲットでは、再生するコードや画質情報をJV-Linkに送っているだけで、再生等の機能や認証作業については、ターゲットでは何も行っていません。ですので、そのような内容に関する質問に関しましてJRA-VANまたは中央競馬ピーアールセンターにお問い合わせください。なお、中央競馬ピーアールセンターサイト内にはQ&Aのコーナーがあります(https://prc.jp/jraracingviewer/support/)のでまずはそちらをご覧下さい。
2016年7月26日に公開されたJV-Link Ver4.5.0以降を利用しますと、レース映像の他に、マルチカメラ映像とパトロール映像の再生も可能になります。ただし、現時点では、提供されるのは重賞レースのみのようで、提供も翌月曜日の夜以降になるようです。ただ、これらは今後変更改善される可能性はあるということです。
マルチカメラ映像及びパトロール映像の再生方法は、通常のレース映像の再生とほぼ同じです。これらの映像が提供されているレースについては、通常のレース映像の再生ボタンを押したり再生メニューを実行すると、続いて通常のレース映像を含めた3択のメニューが表示され、選択すればそれぞれの映像が再生されます。また、レース映像のみしかないレースの場合にはこれまで通りにそのまま再生されます。
◆再生可能映像
現状では、過去のレース映像は、2002年以降の全レースと、1984年以降のG1レース(平地のみ)の映像が提供されています。最新の映像は、レース後、30分程度で提供されているようです。
また、2004年以降の地方競馬のダートグレード競走のレースの映像も見ることが出来ます。
調教映像については、基本的には2007年のスプリンターズS以降の重賞競走の出走馬のものが再生可能なようですが、それ以外の馬でも再生可能なものもあるようです。ですが、明確な基準はこちらではわかりません。
パドック映像については、2012年9月22日以降の基本的に全レースになります。発走15分前までには提供されるようです。
ターゲットからリンクできるレース映像は、基本的にはData Labで成績が提供されている1986年以降になりますが、メニューパネルの開催分析ボタン横の▼内メニューの中から、1984年と1985年のG1レースの映像の再生が可能になっています。ただ、ここから再生した場合には、当該レースの成績データはありませんので、映像ガイドウインドウは表示されません。この時期の成績データについては、JRAのサイトのデータファイル内の過去成績のページ(https://www.jra.go.jp/datafile/seiseki/)から参照して下さい。
◆再生方法
ターゲットでは、出馬表画面や成績画面を初めて、多数の画面からこの映像を再生することが可能になっています。以下は基本的にはレース映像についての解説になります。調教映像については、こちらをご覧下さい。
映像を再生するためには、まずは、環境設定のJRA-VANデータ登録を開いて、下部のJV-Linkレーシングビュアー機能を使うにチェックを入れて下さい。各サイトでの登録手続きが済んでいれば、事前の準備はこれだけです。
出馬表及び成績画面、地方成績画面では、メニューの検索の中のこのレースの映像をレーシングビュアーで表示するを実行すれば、映像が再生されます。ただし、初回及びその後は月に1度程度、登録時に発行されたIDとパスワードを入力する必要がありますのでご注意ください。こちらについは、各サイトでご確認ください。
出馬表レース選択画面、本日集計画面、成績メニュー画面、馬データ画面、戦歴・レース検索画面、タイム分析画面では、各レースの行を右クリックすると、同様にこのレースの映像をレーシングビュアーで表示のメニュー項目が現れますので、そちらを実行すれば、再生が可能です。どちらのケースでも、環境設定で指定していない場合には、当該メニューは表示されません。
また、出馬表レース選択画面では、各レースの映像の有無が画面上に項目として表示され、そちらをダブルクリックすると映像が再生されます。また、レース当日には、レース映像の有無を直接確認することもできます。確認方法は、設定メニュー内にいくつかあります。最大36レースの確認がある程度自動的に行なわれる関係上、チェック頻度を高めるとこの画面の操作レスポンスに影響が出ますので、必要なければ、あまり高頻度の設定は避けてください。通常であれば、開催情報取得時で良いかと思います。
馬データ画面や出馬表内の過去走の項目からは、右クリック等で、その項目の当該レースの各映像の再生が可能です。
◆レース映像ガイドウインドウ
環境設定のJRA-VANデータ登録で、映像ガイドウインドウを表示するにチェックが入っていると、再生を実行し、映像がある場合、ターゲット本体が自動的に最小化し、代わりに映像と一緒に表示できるような映像ガイドウインドウを表示します。映像ガイドウインドウでは、簡易出馬表及び簡易成績画面の機能があり、馬名をはじめ、それぞれの画面の項目が表示されます。この画面では、出馬表用及び成績用としてそれぞれひとつユーザーが項目を自由に設定できるタブがあり、表示する項目も自由に設定できます。また、画面の位置やサイズ、形態も、任意に指定でき、自動的に保持され、次回の映像を再生したときも同じ状態で表示されます。
また、現在は、地方競馬のレースでは、映像ガイドウインドウは表示されません。
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