◆チェック種牡馬とは?
チェック種牡馬とは、馬データ等の種牡馬を色分けして表示する機能です。チェックは01~99の99色(タイプ)の設定が可能です。タイプごとにタイトルを付けたり背景色を指定することができます。また、その区分を利用してグループ化したり、検索やソートや成績を集計することも可能です。
基本的な用途としては、系統別に色分けしたり、予想する上で注目している種牡馬を目立たせるような用途に利用します。
チェック種牡馬の設定をした種牡馬や母の父馬は、それらが表示されるほとんど全ての画面で、設定した99通りの背景色で表示されます。また、同時にほとんどの画面で、タイプ名の表示・確認が可能です。
◆チェック種牡馬の指定方法
チェック種牡馬は、サイドウインドウ内のチェック種牡馬の欄で管理されます。ある種牡馬をチェック種牡馬に登録するためには、種牡馬名等が表示されている画面で、その種牡馬名をこのサイドウインドウ内にドラッグ&ドロップして下さい。そうすると、まずは01タイプとして登録されますので、あとはこの画面でタイプを変更して下さい。また、種牡馬検索画面や血統表画面では、種牡馬名を右クリックすることで登録したりタイプを変更したり登録を解除したりすることができます。
◆タイプ名や色の設定方法
チェック種牡馬のタイプのカスタマイズは、サイドウインドウ内のチェック種牡馬タブ内の上部のチェック種牡馬メニューボタン内から実行できます。タイプ名や背景色の設定は、最初のタイプ名・色設定の指定・変更を実行します。続いて開いた画面で、01~99のタイプのタイプ名を指定したり、あるいは背景色を指定することが可能です。どちらとも特に制限はありません。また、右クリックメニューから、他のタイプの背景色をコピーすることも可能です。
このチェック種牡馬メニュー内からは、CSV形式の出力及び読み込み、全チェック種牡馬の一括削除、チェック種牡馬ファイルの変更等が実行可能です。CSV形式で出力したファイルは、他のターゲット等のこのメニュー内のCSV形式の読み込み機能で読み込むことが出来ます。CSV形式の読み込みは、基本的には既存データへの追加となります。また、ターゲットのバージョン等の違いで読み込めない場合もありますので、移行等を行なうときは、双方を最新バージョンでご利用ください。
◆チェック種牡馬の系統ごとの一括登録
また、血統検索画面では、検索した種牡馬を一括して同一のタイプに設定したり、設定を解除することが可能です。血統検索画面では、特定の種牡馬の直系の種牡馬を一気に検索できますので、系統別にタイプ分けをする場合には、この画面を使うと、簡単に行なうことが出来ます。
◆チェック種牡馬機能の注意点とテクニック
サイドウインドウ内の設定で、各画面の種牡馬名の色分け表示をしないように指定することも可能です。また、種牡馬名や母の父名でソートが可能な画面では、このチェック種牡馬のタイプ順でソートするように指定することも可能になります。
現状では、チェック馬のように特にコメントを設定する機能はありません。タイプ名は、サイドウインドウ内のメニューから設定することができます。
サイドウィンドウ内のメニューの中にあるCSV形式での入出機能で、他のコンピュータのTARGETへチェック種牡馬の設定を渡したり、受け取ったりすることが可能です。また、タイプ名も同時に移行できます。この入出力はTARGETだけでなく、BET Masterへの移行にも対応しています。なお、バージョンによって仕様が異なる場合がありますので、タイミングによっては、移行や両用できない場合もあります。また、できる限り最新バージョンをご利用ください。
戦歴・レース検索では、このチェック種牡馬のタイプ別や、種牡馬と母父馬のタイプ組合せ別に集計することもできますので、種牡馬の系統別の集計や、ニックスでの集計も可能になります。
基本的な使い方としては、特に注目したい種牡馬だけをチェック種牡馬に登録して、出走時や予想時等に見つけやすくしたり、あるいは、同系統の種牡馬を同一タイプで指定して、出馬表等の種牡馬名の一覧表示を系統の一覧表示として利用するようにすることも可能です。ノーザンダンサー系を黄色とかミスプロ系を青とかのように指定すれば、新種牡馬や外国産の種牡馬でも、その種牡馬の系統がすぐにわかるようになります。また、後者の使い方では、同系統を似たような色で区分するという利用方法も可能です。例えば、同じミスプロ系でも芝にも良績のあるものと、ダートのみのものを、青系統の2色で分けるておけば、より使いやすいものになると思います。
◆チェック種牡馬のファイルを切り換えて利用する
環境設定の基本ファイル・フォルダの設定のところで、チェック種牡馬ファイルを指定することが可能です。この機能は、複数のチェック種牡馬データを使い分ける場合や、複数のTARGET frontier JVでデータを共有している場合に、チェック種牡馬も共有したいときに使用します。ファイルの履歴が残りますので、一度指定したファイルに対しては、簡単に切り替えることが可能になります。また、表示については、環境設定の画面を閉じると自動的に切り替わります。
また、存在しないファイル名を指定すると、その名前のファイルが新規に作成され、現在のチェック種牡馬の指定内容がそちらにも引き継がれます。
チェック種牡馬のファイル内には、種牡馬ごとの馬名やタイプ名以外にも、設定したタイトルや背景色も同時に保存されますので、ファイルを切り替えることで、全体の色を切り替えることも可能です。また、ファイルを他のコンピュータのソフトに移行すると、タイトルや背景色もそのまま反映されます。
また、サポートサイトでは、あらかじめ基本的な8通りに区分したファイルをダウンロードすることができます。こちらと切り換えて使用したり、あるいは、この8通りからさらに細かく区分して利用したりすることもできます。
初期状態では、チェック種牡馬ファイルは、プログラムフォルダ内にあり、名前はCheckKetto.lstです。他の場所にインストールしたTARGET frontier JVにチェック種牡馬の情報をコピーした場合は、直接このファイルをコピーして下さい。ただし、このファイルは起動時に読み込まれ、終了時に書き込まれますので、コピーする場合は、必ずTARGET frontier JVを終了した状態で行って下さい。また、このチェック種牡馬ファイルは環境設定の基本ファイル・フォルダの設定で変更することが可能です。この機能は、複数のチェック種牡馬データを使い分ける場合や、複数のTARGET frontier JVでデータを共有している場合に、チェック種牡馬も共有したいときに使用します。それ以外の用途では変更しないで下さい。
【注意】
チェック種牡馬は、データとしては馬名そのもので管理されています。JRA-VANのデータでは、各種牡馬にコードも割り振られていますが、同一種牡馬に複数のコードが割り当てられているケースがあったり、またカク外馬の馬データについては、種牡馬名はあるものの、そのコードが含まれていなかったりしますので、チェック種牡馬をコードで管理することは行なっていません。ですが、逆に馬名で管理する場合にもデメリットがあります。それは同一名で違う種牡馬が存在することです。この場合、現状ではどちらか一方を指定すると、もう一方も自動的に指定されたことになってしまいますので、ご注意ください。現状では対策のしようがありませんが、より頻繁に登場する有名な方を指定するようにしたり、あるいは系統で設定している場合は、より新しい方を優先的に設定することをお勧めします。系統で登録している場合は古い種牡馬は基本的には血統表の中でのみ現れますので、系統的な区分は前後で判定できますので、ほとんどの場合問題が無いかと思います。ですが、これらについては、今後何等かの良い方法があれば改善したいと思っています。
チェック種牡馬ファイルは、終了時に変更があるたびにバックアップが作成され、最大で4つのバックアップファイルが作成されます。それぞれ拡張子がBK1~BK4になります。間違って消してしまったような場合には、TARGET frontier JVが終了した状態で、これらのファイルをコピーしてリネームするか、または起動後、サイドウインドウ内のチェック種牡馬メニューからCSV形式で読み込んでください。
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