TARGET frontier JVには、基本的には、直接プリンタで印刷する機能はありません。ですが、各データを印刷することはできます。ほぼ全ての画面に、何種類かの出力機能があり、出力したファイルを、ワープロソフトやエディタソフト、エクセルやブラウザソフトを使ってプリンタで印刷することができます。
出力は、大きく分けて以下の4つの形式があります。そして、それぞれ印刷することが出来ます。出力機能がある画面の全てにそれぞれ存在しているわけでは無く、各画面やデータの仕様に合わせて、どの出力ができるのかが決まっています。また、現在出力機能が無い画面等でも、これからも追加される可能性はあります。各形式の中でも、PDF形式は印刷するための形式とも言え、ターゲット内からの出力も印刷用としてレイアウトされており、現状では出馬表等からの競馬新聞形式での出力が可能です。
以下の手順で出力したファイルは、拡張子の指定が正確であれば、上部のメニューバーの開くボタン内で直接ファイル名を選択して開くことが可能で、フォルダ等を開くことなく、そのまま印刷できる場合があります。
基本的な手順としては、
(1)各画面でファイル名を指定して出力
(2)画面上部の開くボタンを押し、一番下の「Z:(直前1)~」を実行
(3)開いた画面で印刷
です。
◆整形テキスト形式
この形式は、ワープロの単純な文章のようもので、出力したファイルが、そのままワープロソフトやメモ帳等で印刷可能です。
出力を実行しますと、ファイル名を尋ねられますので、拡張子が「.txt」のファイル名を適当に付けてください。
出力完了後、メニューの設定の中の「フォルダを開く」で「テキスト出力用」を実行しますと、その出力したファイルがあるフォルダが開きますので、そのファイルをダブルクリックしてみて下さい。メモ帳等が起動すると思いますので、そのソフトのファイルメニュー内に印刷という項目があると思いますので、実行すれば画面イメージのまま印刷可能です。
◆CSV形式
CSV形式とは、各データをカンマや改行で区切っただけの形式のファイルで、基本的には他のソフト等へのデータの受け渡しに利用します。ただ、TARGETの画面上のデータは、多くが表形式ですので、出力する内容もデータのみということも多く、この形式でも印刷は可能です。また、Excel等のソフトへも直接読み込めますので、読み込み後に、ソートしたりレイアウトを変更することも可能で、その後にExcelで印刷することもできます。TARGETには、とても多数のCSV形式の出力がありますので、どのデータが必要なのかで選択して下さい。ファイル内の仕様は各CSV形式のところで解説されています。
出力ファイル名の拡張子は「.csv」として下さい。出力したあとこのファイル名をダブルクリックしますと、ExcelがインストールされていればExcelが起動するはずです。起動しない場合は、Excelを起動してから開いてください。
TARGET内のCSV形式も大きく分けると2つ分けることが出来ます。ひとつは、純粋にデータを受け渡すためのものです。こちらは、画面上には表示されていないデータも含めて、可能な限りのデータを詰め込んでいますので、Excelで直接読み込んでも、パッと見ただけでは何がなんだかよくわからない場合が多いと思いますし、印刷するにはデータが多すぎると思います。こちらは、綺麗に印刷する場合にはかなり加工する必要があります。
もうひとつは、画面のイメージをそのままデータとして羅列したもので、こちらはExcelで読み込むと、ほぼ画面と同じ形式でデータが並び、タイトルも付く場合もありますので、内容的にはわかりやすいと思います。こちらは少しレイアウト等を修正すればそのまま印刷することができます。また、Excelということであれば、次のHTML形式もExcelにダイレクトに読み込むことが可能で、こちらは、読み込んだ時点で桁合せや色も付いていますので、簡単に印刷できます。ですので、印刷を目的とする場合、Excelが利用可能で、なおかつ双方の形式が存在している場合は、HTML形式を利用した方が簡単です。
◆HTML形式
これは、インターネットのページを記述するための言語であるHTMLの形式で出力されたもので、出力したファイルは、そのままインターネットのサイトのページのように閲覧できます。他の出力とは違って、一部のデータは色付けされており、より画面に近いレイアウトで出力されます。もちろん、インターネットエクスプローラ等のブラウザで表示させれば、それらのソフトの印刷機能で印刷することも可能です。また、この形式もExcel等のソフトで直接読み込めますので、読み込み後に、ソートしたりレイアウトを変更することも可能で、その後にExcelで印刷することもできます。また、Excelにも色付きで取り込めます。Excelの画面内にこのファイルをドラッグ&ドロップすれば通常はそのまま読み込まれます。
また、ファイル出力後、画面上部の開くボタン内に出力ファイルをクリップボードにコピーという機能があり、そちらを実行すると、出力したファイルのそのままクリップボード内に取り込むことが出来ます。この機能でクリップボードにコピーした後、Excel内でCtrl+Vキー等で貼り付ければ、そのまま貼り付けることが出来ます。ですが、前述のファイルから読み込む方法と、このコピーして張り付ける方法では、Excel内での取り込まれ方に差があるようですので、どちらが良いのかはその違いを確認してからご利用ください。
出力ファイル名の拡張子は「.htm」または「.html」として下さい。出力したあとこのファイル名をダブルクリックしますと、通常はインターネットエクスプローラが起動し、その内容を表示します。ただし、表のサイズが大きいと、表示等に時間がかかる場合があります。
◆PDF形式
ターゲット内からでは、出馬表等からの競馬新聞形式での出力が可能です。PDF形式は、印刷用としてのレイアウトが可能で、ファイルを開けばそのまま印刷できます。また、カラーにも対応しています。出力ファイル名の拡張子は、「.pdf」として下さい。なお、PDF形式のファイルをご覧になるためには、Adobe Readerが必要です。
◆画面イメージ出力
ターゲット内の項目の多いいくつかの画面では、★の付いたタブがある場合があります。これらの画面をユーザー設定タブ画面と呼び、それらのタブ内では、項目の内容や順番を自由に設定できます。また、これらの画面では、HTML形式及びCSV形式(極一部で整形テキスト形式も対応)で、ほぼその設定したレイアウト通りの内容で出力することが出来ます。どの画面もユーザー設定用のタブは複数ありますので、その中のひとつをあらかじめ出力用としてレイアウトしておけば、出力フォーマットも自由に設定できることになります。また、項目の中には、あらかじめ出力用として作成されていたり、CSV形式出力時にはより細かく複数の項目に分割されて出力される項目もあります。
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