TARGETでは、JV-LinkというJRA-VANが提供しているプログラムを呼び出してデータをダウンロードし、登録します。セットアップ中やデータ登録中に、「JV-Link~」というエラーが表示された場合は、この呼び出しているJV-Linkがエラーを出している場合がほとんどです。
JV-LinkとTARGETとのやり取りというものはそれほど複雑なものではなく、単純で、このようにJV-Link自体がエラーを出した場合に、TARGET側からは対処できない場合がほとんどです。また、JV-Link自体も内部の動作は公開されていませんし、バージョンアップも行なわれていますので、その動作も固定されたものかどうかも不明で、このようにエラーが出た場合、こちらでは的確な対処方法がわからないケースがほとんどです。
ただ、これらのエラーは、多くの場合、JV-Linkがデータを正常に読み込めていないために発生します。ダウンロード時にデータが化けたりしている可能性が一番高いと思われますが、JV-Linkはキャッシュといって、1度読んだデータは2度目は読み込みませんので、TARGET frontier JVから何度リトライしても同じエラーが出てしまいます。
このような場合、そのファイルを自動的に削除して、再開を促すようになっています。再開すれば、そのデータのみ再度ダウンロードされ、登録作業が再開されます。ですが、データの状態によっては、この削除作業が正常に行なわれていないケースもありますので、その場合は以下の作業を行なってください。
データ登録ボタン横の▼内メニューの中のツールの中から「JV-Linkのフォルダを開く」を実行し、casheフォルダとdataフォルダ内のファイルを全て削除して下さい。その後、再度データ登録作業を実行して下さい。ほとんどの場合、これで改善されるはずです。
登録を再開すると、削除したファイルの内、必要なファイルのダウンロードから再開されますので、その時点でデータが化けたのであれば、これで直る可能性があります。ただし、別のファイルも再度ダウンロードされるケースもありますので、回線速度が遅く、ダウンロードに時間がかかってしまうような場合は、可能であれば、エラーの出たファイルを特定して、それだけを直接削除するという方法でも問題ありません。こちらも可能であればお試しください。
また、セキュリティソフト等による通信やファイル読み込み等に対するブロック等も考えられます。これらのソフトによるデータの誤認識や、あるいは処理データ量が多いこと等による不具合も考えられますので、セットアップ中やデータ登録中にエラーが出る場合には、セキュリティソフトの機能を一旦止めてから実行してみて下さい。また、セキュリティソフトによっては、一時的に止めただけでは改善しないものもあります。このような場合には、そのソフトの機能内の設定で、ターゲットをインストールしたフォルダに対してチェック自体を行なわないように指定することで回避できる場合もあります。
改善しない場合にはお問い合わせください。その場合には、ご利用のソフト名とバージョン、そしてご利用のOS名(Windows名)、そして、ご利用のセキュリティソフト名、ハードディスクの容量と残り容量を必ず明記し下さい。また、データ登録中であれば、登録経過タブ内に表示されるエラーが出たと思われる最後の数行の内容もそのままコピーできますので、メール内にペーストしてお知らせください。
また、その他、簡単に解決できるような場合や、これまでの症例の解決方法等として、サポートホームページ内のQ&Aのページ、あるいはJRA-VANのQ&Aのページに回答例が載っている場合もありますので、こちらも御確認ください。
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