（TARGET frontier JV Ver5.72 Rev011を使用して作成しております）

　ＷＩＮ５は発売中に表示されるオッズのない馬券であり、各レースの単勝とは全く別個に人気が形成されるものでもあります。
そんなＷＩＮ５の配当が、各レースの単勝支持率から計算した理屈上の数値に比べて高かったのか安かったのか、振り返る方法をご紹介しましょう。

　まずメインメニューから「ＷＩＮ５データ」を選びます。

　表示された画面から、「配当比較」のタブを選んでクリックします。

　各回の配当に加えて、「想定配当」「想定費」「単コロ配当」「単コロ比」という数値が示されます。これらは以下の意味を持ちます。
「想定配当」＝各勝ち馬の単勝支持率からこの５頭の組み合わせとなる確率を計算し、それに基づいて算出した仮想の配当
「想定比」＝実際の配当を想定配当で割った値
「単コロ配当」＝100円を起点に、各勝ち馬の単勝オッズを掛けていった結果の値。仮想の単勝コロガシをした結果になるが、自分の票数がオッズを下げる効果は参入しない。レースごとに控除される前提なので、一般的にはＷＩＮ５の配当より遥かに低い数値になる。
「単コロ比」＝実際の配当を単コロ配当で割った値

　実際の配当が想定配当を上回っていた回は、ファンにとってお得なＷＩＮ５配当になっていたと言えます。「想定比」をクリックして降順にソートし、上位の回に共通した傾向を探せば、有利な立場でＷＩＮ５を買えることになります。

　さらに、ＷＩＮ５データ画面では、開催日を選ぶと下のウインドウにその日の優勝馬に関するデータが表示されます。
　ここでは単勝支持率（画面では「単支持」）と、推定支持率（画面では「推支率」）が表示されます。
　推定支持率は、あるレースにおいて、ひとつ前のステップから何％の票数が生き残った（的中した）かを示すものです。この推定支持率が単勝支持率より低いほうが、ＷＩＮ５では「お得な馬だった」ということになります。下に示す2011年ジャパンカップ当日でいうと１レース目と３レース目の勝ち馬が、この日のＷＩＮ５的中者にとっては大きく配当を伸ばしてくれた存在ということになります。

　このようなデータから単勝人気とＷＩＮ５人気の違いを見ていくと、「ＷＩＮ５でこそ買うべき馬」のイメージが蓄積されてくると言えるでしょう。