(TARGET frontier JV Ver5.72 Rev011を使用して作成しております)
TARGETにはPCIという指数を表示する機能が付いています。
PCIとはペースチェンジ指数の意で、特定の馬のスタートから残り600mまでのペースと、残り600mからゴールまでのペースを比較したものです。残り600mを挟んで前後がほぼ同じ場合には50、上がりが速い場合は50以上、上がりがかかった場合は50以下となります。
また、RPCIとはレースごとに付与されるペースチェンジ指数のことで、レースのラップタイムタイムから算出したものです。たとえば逃げて勝った馬がいるレースですと、基本的にその馬のPCIとRPCIは一致します。
ここではRPCIという指数を用いて、ある特定条件のレースがどんなペースになりやすいのか調べてみることにしましょう。
まず、メインメニューから「レース検索」を選びます。
レース条件を設定します。ここでは例として、中山芝1600mで行われた重賞レースを対象に調べてみることにします。
クラスを「重賞」、場所を「中山」、コースを「芝」、距離を「1600~1600m」と設定します。
すべて設定できたら、「次(選択馬の条件)」をクリックして下さい。
選択馬条件設定画面に移行しましたが、ここでは何も設定せず、「次(検索範囲の指定)」をクリックして下さい。
検索対象期間を設定します。ここでは2000年のはじめまで遡ることにします。
設定したら、「検索実行」をクリックして下さい。
2000年以降の中山芝1600mで行われた重賞レースの勝ち馬が戦歴として読み込まれました。
「項目集計」の右から「RPCI」を選びます。
出てきた結果を見ると、中山芝1600mの重賞レースはだいたい同じようなペースになりやすいということが分かります。
もっと具体的に調べたい場合は、右下の「RPCI範囲指定」をクリックして下さい。
すると、小窓が立ちあがりますので、ここでは「1~50」と設定してみることにします。
RPCIが1~50だったレースが、「指」と書かれたオレンジ色の部分に示されました。
RPCIが1~50だったレースが52R中38Rあったことから、この条件では上がりのかかるペースになりやすい(前傾ラップのレースになりやすい)ということが分かりました。
最初のレース条件設定画面で細かくレース条件を設定すれば、より緻密なペース分析ができますので、ぜひ活用してみて下さい。
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