(TARGET frontier JV Ver5.72 Rev011を使用して作成しております)
「伝説の新馬戦」と呼ばれるレースがあります。最近ではアンライバルド・リーチザクラウン・ブエナビスタ・スリーロールスが出走していた新馬戦がそれにあたります。
TARGETを使えば、特定の条件に合う馬が複数出走していたレースを探すことができます。たとえばこの「伝説の新馬戦」と同様に、のちの活躍馬が多数出走していた条件戦を探すことも可能です。
ここでは、「2000年以降に重賞を勝った馬が、それ以前に多数出走していた条件戦はどれか?」ということを調べてみましょう。
まずは、重賞勝ち馬(障害を含む)を戦歴として読み込みます。
メインメニューから「レース検索」を選びます。
レース条件を設定します。ここでは重賞勝ち馬について調べたいので、クラスに「重賞」を選び、「次(選択馬の条件)」をクリックします。
選択馬条件設定画面に移行しました。着順が「1~1着」になっていることを確認したら、「次(検索範囲の指定)」をクリックして下さい。
検索対象期間を設定します。ここでは2000年以降の重賞勝ち馬を対象としていますので、検索終了日を「2000年1月1日」と設定します。
設定できたら、「検索実行」をクリックして下さい。
2000年以降の重賞勝ち馬が戦歴として読み込まれました。
今回は「のちの重賞勝ち馬が出ていた条件戦を調べる」という趣旨ですから、求めるレースはこれらの重賞レースよりも前のレースということになります。
「表示(V)」から「各馬の前後の特定期間のレースの一覧→本レースより前の全レース」を選びます。
これで、「重賞勝ち馬がそれ以前に出走していたレース」が戦歴として読み込まれましたが、それぞれの重賞を起点にするので、たとえば重賞3勝馬がデビューした新馬戦は別々の3レースとして読み込まれてしまっています。
そこで、「編集(E)」から「同一レースデータの削除→重複データの削除(1件は残す)」を選びます。
また、条件戦のみを対象とするので、オープンのレースは削除しなければなりません。
「項目集計」の右から「クラス」を選んだうえで、「OPEN特別」から「G1」の範囲をドラッグして右クリックし、出てきたメニューから「選択範囲の行のデータを一括して削除する」を選びます。
条件戦のみが残ったところでレース一覧画面に戻り、「マーク(M)」から「重複データをマークする(D)→レースの指定数以上の重複」を選びます。
すると、重複する最低数を指定する画面が立ちあがります。冒頭で、のちの重賞勝ち馬が4頭出走していた新馬戦の存在は分かっていますので、ここでは「4」と入力して「OK」をクリックして下さい。
のちの重賞勝ち馬が4頭以上出走していたレースにのみマークがつきましたので、「マーク(M)」から「マークしていない行の削除」を選びます。
さきほどマークしたレース(のちの重賞勝ち馬が4頭以上出走していたレース)だけが残りました。
検索条件ゆえに準オープンのレースが多くなりますが、新馬戦では冒頭のレースのほか、アーネストリーが勝った2歳新馬戦ものちの重賞勝ち馬が4頭出走していたことが分かります。
ここから、「マーク(M)→全マークのクリア」でいったんマークを外し、「マーク(M)→重複データをマークする(D)→レースの指定数以上の重複→最低重複レース数5」と設定すると、のちの重賞勝ち馬が5頭以上出走していたレースにマークがつきます。
さきほどと同様に「マーク(M)」から「マークしていない行の削除」を選ぶと、のちの重賞勝ち馬が5頭以上出走していたレースとして、以下のレースが残ります。
ここでご紹介した調査には、TARGETを使いこなすテクニックが多数含まれています。
前後特定期間の戦歴読み込みや「編集(E)」「マーク(M)」に関する機能をうまく使いこなすと、複雑な調査もできるようになります。
戦歴画面で「編集(E)」や「マーク(M)」を試しにクリックし、どのような機能が盛り込まれているのか、機会を見つけて試してみて下さい。
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