この機能は、現在も開発を継続中ですが、一応使える程度には完成していますので公開しています。ただし、本画面は、馬単や3連複が発売される前に設計されたものであり、そこから拡張して馬単・3連複・3連単と対応してきています。ですが、3連単につきましては、他の券種と比較して、生成される点数も買い方のバリエーションも非常に多く、扱われ方や性質がかなり異なりますので、この画面で他の券種と共用として対応するのは困難と判断し、完全に対応する場合には、別の画面、あるいは別のプログラムになる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
◆この機能の目的
ある一定の条件で馬券を買い続けた場合に、その的中率や回収率、平均配当等を調べるのが基本的な目的です。調査の対象とするレースの条件もいろいろと変更できますので、その馬券の買い方が、どの条件に適しているのか等も調べることができます。
◆簡単な使い方
メインメニューから起動し、最初に画面を開くとデータが無い状態になります。まずは、条件設定ボタン(F6)をクリックして、検索条件を設定します。
検索条件は大きく分けて2つあり、ひとつはどのような馬券を買うかという馬券の買い目条件です。これは、客観的な条件を設定することを前提としていますので、現在は、人気、オッズ、馬印、騎手、調教師、外部指数(マイニング指数)等の組み合わせで、単勝・複勝・枠連・馬連・ワイド・馬単・3連複・3連単を選択し、単複は1点、1~2点、複数の指定ができ、また各連勝は1点買い、流し、ボックス、2点流し、フォーメーション/マルチ等様々な条件設定できます。買い方は、軸馬として、A馬、B馬の2種類、その他の相手馬として、C馬群、D馬群、その複合条件を指定でき、それぞれの組合せ方で買い方を表現します。各ドロップダウンリストで馬券種別を指定してから買い方(軸・相手指定)を指定する方法と、画面右上の一覧選択ボタンを押して、全ての券種・買い方の組合せリストの中から選択する方法があります。
画面右下のオッズ・人気等フィルタを利用すると、人気順の範囲やオッズの範囲内、あるいは外部指数和で上位から指定の点数に限定することができます。ただし、こちらを指定すると、検索時間が余計にかかり、全体的にも処理時間がかかります。複勝及びワイドについては、下限値で判定しています。また、この機能を利用する場合の注意事項が一番最後にありますので利用する場合にはご一読ください。
また、各券種で全ての目を指定することで、単純にこのオッズ・人気等フィルタの条件だけで買い目を作成するということも可能です。
外部指数は、指定したひとつの種類だけ利用可能です。指定は、検索条件設定画面内の買い目条件タブの右下で指定します。現状では、複数の種類の外部指数を同時に利用することはできません。
もうひとつの設定条件は、検索の対象とするレース条件です。これらはレース検索の条件にある基本的なものです。最初に検索するときは、何も指定せずに検索し、それから徐々に条件を設定していって良い結果になるような条件を調べていき、その買い方が向いていそうな条件を見つけ出すことができます。
これらの条件を設定したら、あとは検索するだけです。検索期間等の指定はレース検索と同じ指定が可能です。レースIDの読み込みもできますので、あらかじめ対象とするレースのリストを作成してそれだけで調査することも可能です。
検索は、一度目は時間がかかる場合がありますが、例えば条件を変更して、もう一度同じ期間を対象にして検索すると、検索時間が大幅に改善されますので、試してみてください。
検索が終わると各種データを見ることができます。現状では、レースの一覧画面と下段の集計画面、別のページに配当の分布画面等のタブがあります。ワイド馬券のシミュレーションの場合、買い目が複数あり、複数の買い目が的中した場合は、平均や最高・最低配当等は、その的中配当の合計で計算しています。また、同着の場合も複数的中になる場合があり、その場合も配当は合計値で計算しています。
他の機能としては、現状では、各データ、集計結果、配当分布の出力が可能です。
集計対象期間を固定して、条件を絞り込んで好成績になるような条件を見つけた場合、あまり条件を絞り過ぎると、その特定の期間のデータに対してのみ有効な条件になってしまい、むしろ一般的とは言えなくなってしまうこともよくあります。あまりに偏った条件に絞るには、それなりのデータ量を用意する必要があります。また、このような条件に対して有効な検証方法としては、最初に調べた期間とは全く違う期間を同様の条件で調査し、同様の結果が得られるかどうかで判断するという方法もあります。全く重ならない2つの期間で同様の好結果が得られたのであれば、その条件はかなり有効な条件と言えます。
検索したデータは、画面下段の集計結果以外にも、上部のタブで、配当分布、連勝人気等、馬単人気等、3連複人気等、3連単人気等、連勝・連敗データ、頭数別集計、場所別集計、クラス別集計の各集計画面で詳細を分析できます。
また、各集計等画面内の下部には、一部を除いて芝ダ別や馬場状態別での集計限定機能があり、ボタンを押すとリアルタイムで限定状態が反映されます。
◆画面表示項目等
表示項目▼ボタンを押すと、レース一覧画面で表示されている項目の表示内容を選択できます。必要のない項目を外せば、より効率的な画面になります。また、初期状態として表示されていない項目もあります。
画面上部に日毎場別順と、発走日時順との切り替えボタンがあり、レース一覧のデータの表示順をそれぞれ切り替えられます。後者であれば、基本的には時系列順になります。また、この指定は連勝・連敗のタブにも有効で、初期値は画面の表示順での判定になります。
A馬、あるいはB馬を指定している場合、画面上部のボタンで、着順、人気、外部指数順位とで表示内容を切り替えることが出来ます。また、A馬、B馬については、メニューの表示から、それぞれの該当馬をレース一覧で一覧表示することも可能です。A馬、B馬については、以降の説明をご覧下さい。
単偏差とは、単勝シェアの標準偏差のことで、各馬の売れ方がバラついているか、接近しているかをある程度数値化しています。
買い目欄をダブルクリックすると、「全ての目」を指定した場合以外は、各買い目がオッズ付き一覧できます。また、全目に対する合成オッズも表示されます。合成オッズについては、表示項目▼ボタンで、表示項目としても設定可能ですが、こちらを表示させる場合には、メニューのファイルの合成オッズを読み込む(F10)を実行する必要があります。なお、出力項目として合成オッズを設定して、出力した場合には、出力時に自動的に読み込まれ、画面上の項目にも反映されます。
◆A・B馬、C馬群・D馬群の指定
買い方の条件を指定するために、買い目を構成するための条件に合う馬を、A馬・B馬、そしてC馬群・D馬群の最大4種類を指定します。
A馬・B馬は、それぞれ最大1頭が該当します。検索条件としては、人気範囲、オッズ範囲、騎手、調教師、馬印、外部指数順位範囲、外部指数範囲を指定することができます。指定する条件をチェックして下さい。条件を何も指定しない場合には、馬は選択されません。また、複数の条件を指定することも可能です。その場合、全ての条件を満たした馬のみが選択されます。全ての条件を満たした馬が複数存在する場合には、該当馬優先条件で指定した条件でそれぞれ1頭に決まります。また、A馬に該当した馬はB馬には該当しません。
C馬群・D馬群は、人気、馬印、馬番(枠番)、チェック騎手、チェック調教師、外部指数順位のどれかの条件を指定できます。各検索条件は複数項目指定することができます。この場合、条件に該当する全馬が検索対象になります。チェック騎手・調教師を指定した場合は、そのグループに属する全騎手が対象になります。ですので、あらかじめ、任意の騎手を特定のチェックタイプに指定しておけば、任意の騎手だけのボックス馬券や、人気馬からの流し馬券等のシミュレーションが可能になります。
馬券の指定で、A-B1点等でB馬を指定した場合、B馬はA馬以外の馬が指定されます。A馬・B馬ともに同一の調教師を指定した場合、2頭出しの買い目を作成することも可能です。
A馬・B馬の両方を指定するような買い方の場合、連勝の指定では、A馬とB馬の両方の馬が見つかったときのみ買い目を作成してデータを表示します。どちらかが欠けた場合は対象外になります。逆に、単勝及び複勝の1~2点買い等のようにどちらか1頭というような買い方を指定した場合は、A馬かB馬のどちらかの馬が見つかれば買い目を作成してデータを表示します。
買い目の条件として、C(D)という表記がされている場合、C馬群とD馬群を合わせてひとつの条件として設定できます(CD馬複合条件)。これを指定した場合、C馬群・D馬群の条件が表示されている画面の下に以下の選択肢が表示されます。
C馬またはD馬
C馬群・D馬群のそれぞれで指定した条件のどちらかに該当した馬が全て対象になる
C馬かつD馬
C馬群・D馬群のそれぞれで指定した条件の双方に該当した馬のみが対象になる
C馬のみ
C馬群で指定した条件に該当した馬が対象になる
D馬のみ
D馬群で指定した条件に該当した馬が対象になる
C馬群やD馬群の単独の指定では、指定できる条件は人気等の単一の条件に限定されますが、C(D)で「C馬かつD馬」を指定すれば、2つの条件の双方にマッチする馬が選択されますので、例えば特定の人気範囲の馬印とか特定の指数順位の馬印のように、複合した条件を指定るすことも可能になります。
◆単勝・複勝
単勝あるいは複勝の買い方を指定した場合は、購入点数を指定することができます。
A馬(1点)
A+B馬(1~2点)
A+B馬(2点)
C(D)馬(複数)
A+B+C(D)馬(複数)
の指定が可能です。
1点を指定した場合は、A馬で条件を指定します。
1~2点を指定した場合は、A馬とB馬で条件を指定し、A馬及びB馬の条件にマッチする馬がそれぞれ検索され、どちらかの馬が見つかればデータが作成されます。
2点を指定した場合は、A馬とB馬で条件を指定し、A馬及びB馬の条件にマッチする馬がそれぞれ検索され、両方の馬が見つかった場合のみデータが作成されます。
C(D)馬(複数)を指定した場合は、C(D)馬群で条件を指定します。条件にマッチする馬が見つかった場合は、その全馬が対象になります。
A+B+C(D)馬(複数)を指定した場合は、A馬とB馬及びC(D)馬群で条件を指定します。いずれかの条件にマッチする馬が見つかった場合は、その全馬が対象になります。
◆連勝・ワイド・枠連
連勝、ワイド、枠連を指定した場合は、軸・相手の指定で買い方を指定します。買い方には、
C(D)ボックス
AC(D)ボックス
ABC(D)ボックス
CDボックス
A→C(D)流し
AB→C(D)流し
C→D流し
A-B1点
の各指定が可能です。
連勝を指定した場合は、9頭立て以上のレースでは馬連が選択され、8頭立て以下の場合は枠連が指定されます。8頭立て以下が馬連だったのは、2004年までで、2005年以降は頭数に関係なく全て馬連になります。
なお、枠連を指定した場合の枠番での指定は、C、D馬群でのみ可能です。こちらの馬番を指定して、枠番で指定にチェックを入れて下さい。この場合、9番以上も表示されますが、8番までが有効です。なお、単枠指定があった場合(1991年以前)には、枠番が正常に判定されない場合があります。
C(D)ボックスを指定した場合は、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬でボックス買いをした場合の買い目データを作成します。
AC(D)ボックスを指定した場合は、A馬で指定した条件に該当する馬と、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬でボックス買いをした場合の買い目データを作成します。A馬に該当する馬が見つからなかった場合はデータを作成しません。
ABC(D)ボックスを指定した場合は、A馬とB馬で指定した条件に該当する両馬と、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬でボックス買いをした場合の買い目データを作成します。A馬及びB馬に該当する馬のどちらか1頭でも見つからなかった場合はデータを作成しません。
CDボックスを指定した場合は、C馬群あるいはD馬群で指定した条件のどちらかに該当する全馬でボックス買いをした場合の買い目データを作成します
A→C(D)流しを指定した場合は、A馬で指定した条件に該当する馬を軸馬として、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬に流した場合の買い目データを作成します。
AB→C(D)流しを指定した場合は、A馬及びB馬で指定した条件に該当する両馬を軸馬として、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬に流した場合の買い目データを作成します。軸馬2頭からの2点流しになります。A馬及びB馬に該当する馬のどちらか1頭でも見つからなかった場合はデータを作成しません。また、軸馬同士の買い目、つまりA馬-B馬の買い目を買うかどうかは別に指定します。
C→D流しを指定した場合には、各C(D)馬1頭ずつから全D馬への流した場合の買い目データを作成します。
A-B1点を指定した場合は、A馬で指定した条件に該当する馬と、B馬で指定した条件に該当する馬の1点の買い目データを作成します。
◆馬単
馬単を指定した場合、軸・相手の指定で買い方を指定します。買い方には、
A→B1点
A-B表裏
A→C(D)流し
C(D)→A流し
AB→C(D)流し
C(D)→D流し
C(D)ボックス
の各指定が可能です。また、各流し等を指定した場合には、マルチのチェックボックスが表示され、チェックすれば、マルチ(表裏)として生成されます。
A→B1点を指定した場合は、A馬で指定した条件に該当する馬を1着馬、B馬で指定した条件に該当する馬を2着馬として馬単1点の買い目データを作成します。
A-B表裏を指定した場合は、A馬とB馬で指定した条件に該当する馬2頭での表裏の馬単2点の買い目データを作成します。
A→C(D)流しを指定した場合は、A馬で指定した条件に該当する馬を1着軸馬として、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬に流した場合の買い目データを作成します。また、マルチをチェックすれば、上記の組合せの表裏を入れ替えた買い目も作成されます。
C(D)→A流しを指定した場合は、A馬で指定した条件に該当する馬を2着軸馬として、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬に流した場合の買い目データを作成します。2着付け流しのシミュレーションが可能です。また、マルチをチェックすれば、上記の組合せの表裏を入れ替えた買い目も作成されます。
AB→C(D)流しを指定した場合は、A馬及びB馬で指定した条件に該当する両馬を1着軸馬として、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬に流した場合の買い目データを作成します。軸馬2頭からの2点流しになります。A馬及びB馬に該当する馬のどちらか1頭でも見つからなかった場合はデータを作成しません。軸馬同士の買い目は、基本的には生成しません。また、マルチをチェックすれば、上記の組合せの表裏を入れ替えた買い目も作成されます。
C→D流しを指定した場合には、各C馬1頭ずつから全D馬への流した場合の買い目データを作成します。また、マルチをチェックすれば、上記の組合せの表裏を入れ替えた買い目も作成されます。
C(D)ボックスを指定した場合は、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬でボックス買いをした場合の買い目データを作成します。
◆3連複
3連複を指定した場合は、軸・相手の指定で買い方を指定します。買い方には、
C(D)ボックス
AC(D)ボックス
ABC(D)ボックス
CDボックス
A→C(D)流し
AB→C(D)流し
フォーメーションAB→C→D
フォーメーションC→C→D
フォーメーションABC→C→D
の各指定が可能です。
C(D)ボックスを指定した場合は、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬でボックス買いをした場合の買い目データを作成します。3頭以上の指定が必要です。
AC(D)ボックスを指定した場合は、A馬で指定した条件に該当する馬と、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬でボックス買いをした場合の買い目データを作成します。A馬に該当する馬が見つからなかった場合はデータを作成しません。C(D)馬群は2頭以上が該当する条件の指定が必要です。
ABC(D)ボックスを指定した場合は、A馬とB馬で指定した条件に該当する両馬と、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬でボックス買いをした場合の買い目データを作成します。A馬及びB馬に該当する馬のどちらか1頭でも見つからなかった場合はデータを作成しません。
CDボックスを指定した場合は、C馬群あるいはD馬群で指定した条件のどちらかに該当する全馬でボックス買いをした場合の買い目データを作成します
AorB→C(D)流しを指定した場合は、A馬またはB馬で指定した条件に該当する馬と、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬から全ての2頭の組み合わせの計3頭での3連複馬券の買い目データを作成します。A馬とB馬に該当する馬が1頭も見つからなかった場合はデータを作成しません。C(D)馬群は2頭以上が該当する条件の指定が必要です。
AB→C(D)流しを指定した場合は、A馬及びB馬で指定した条件に該当する2頭から、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬に流した場合の買い目データを作成します。軸馬2頭からの流し馬券になります。A馬及びB馬に該当する馬のどちらか1頭でも見つからなかった場合はデータを作成しません。
フォーメーションAB→C→Dを指定した場合は、[AまたはB]→[C馬群]→[D馬群]のそれぞれから1頭を選択した買い目が作成されます。
フォーメーションC→C→Dを指定した場合は、[C馬群]→[C馬群]→[D馬群]のそれぞれから1頭を選択した買い目が作成されます。
フォーメーションABC→C→Dを指定した場合は、[AまたはBまたはC馬群]→[C馬群]→[D馬群]のそれぞれから1頭を選択した買い目が作成されます。
◆3連単
3連単につきましては、この画面で全ての買い方を網羅することは基本的には難しいので、従来の馬券での機能の中で3連単も利用できるようにしたという程度の対応になっています。3連単は、目数の多さや買い方のバリエーションの豊富さが他の馬券とは次元が違いますので、同一の基準で扱うことは難しく、3連単に完全に対応する場合は、それ専用の画面を新たに作成する必要があり、現状ではそこまでの開発には至っていませんので、こちらで仮対応ということになります。また、3連単のみ生成時の点数の制限を受けます(詳細は後述)。多点数になる場合にはご注意ください
3連単を指定した場合は、軸・相手の指定で買い方を指定します。買い方には、
C(D)ボックス
AC(D)ボックス
ABC(D)ボックス
A→C(D)流し
A→B→C(D)流し
AorB→C(D)流し
フォーメーションAB→C→D
フォーメーションAB→AB→C(D)
フォーメーションAB→ABC→D
フォーメーションAB→ABC→ABD
フォーメーションAB→ABC→ABCD
フォーメーションC→ABC→D
フォーメーションC→D→ABD
フォーメーションC→CD→ABCD
の各指定が可能です。また、各流し及びフォーメーションを指定した場合には、マルチのチェックボックスが表示され、チェックすれば、マルチとして生成されます。
C(D)ボックスを指定した場合は、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬でボックス買いをした場合の買い目データを作成します。3頭以上の指定が必要です。
AC(D)ボックスを指定した場合は、A馬で指定した条件に該当する馬と、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬でボックス買いをした場合の買い目データを作成します。A馬に該当する馬が見つからなかった場合はデータを作成しません。C(D)馬群は2頭以上が該当する条件の指定が必要です。
ABC(D)ボックスを指定した場合は、A馬とB馬で指定した条件に該当する両馬と、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬でボックス買いをした場合の買い目データを作成します。A馬及びB馬に該当する馬のどちらか1頭でも見つからなかった場合はデータを作成しません。
A→C(D)流しを指定した場合は、A馬で指定した条件に該当する馬を1着軸として、C(D)馬群で指定した条件に該当する全馬から全ての2頭を2・3着の組み合わせとした3連単馬券の買い目データを作成します。A馬に該当する馬が見つからなかった場合はデータを作成しません。C(D)馬群は2頭以上が該当する条件の指定が必要です。また、マルチをチェックすれば、上記の組合せの順位を入れ替えた買い目も作成されます。
A→B→C(D)流しを指定した場合は、A馬を1着、B馬を2着に指定し、C(D)馬群で指定した条件に該当する馬を3着馬として流した場合の買い目データを作成します。A馬及びB馬に該当する馬のどちらか1頭でも見つからなかった場合はデータを作成しません。また、マルチをチェックすれば、上記の組合せの順位を入れ替えた買い目も作成されます。
AorB→C(D)流しを指定した場合は、A馬またはB馬を1着に指定し、C(D)馬群で指定した条件に該当する馬を2・3着馬として流した場合の買い目データを作成します。A馬及びB馬に該当する馬のどちらも見つからなかった場合はデータを作成しません。また、マルチをチェックすれば、上記の組合せの順位を入れ替えた買い目も作成されます。
フォーメーションAB→C→D
フォーメーションAB→AB→C(D)
フォーメーションAB→ABC→D
フォーメーションAB→ABC→ABD
フォーメーションAB→ABC→ABCD
フォーメーションC→ABC→D
フォーメーションC→D→ABD
フォーメーションC→CD→ABCD
以上の各フォーメーションを指定した場合は、各着順に指定されたそれぞれのAB馬及びCD馬群の中から1頭を選択した全ての組合せの買い目データが作成されます。また、マルチをチェックすれば、上記の組合せの順位を入れ替えた買い目も作成されます。
◆その他の条件の設定及び注意事項
ワイド、及び馬単・3連複・3連単に関しては、頭数等の発売条件を満たしていても、時期的に発売されていない場合があります。通常の設定で検索をした場合は、TARGETで蓄積された成績データに配当値が入っていない場合は検索の対象にはなりません。
しかし、条件設定した買い目が的中するかどうかは、実際に馬券が発売されていなくても検証することは可能ですので、TARGETでもそれを実現しています。その方法は、検索条件の設定画面のレース条件の中にある配当データの無いレースも検索するをチェックします。これで、実際に馬券が発売されていないレースでもワイド及び馬単・3連複・3連単の的中率等を検証することが可能になります。ただし、もちろん配当データはありませんので、回収率や平均配当等のデータは無意味なものになります。この場合、実際のデータには、各的中配当は100円のダミーデータが設定されますのでご注意下さい。
馬単・3連複・3連単では、ボックス買い等で、大量の買い目を作成することが可能になりますが、TARGETでは最大816点まで登録可能です。816点以内であればそのまま生成し、それ以上の場合は生成順に最大816点まで登録されます。816点というのは、18頭立ての3連複の全組合せ数ですので、3連複まではこの制限を気にすることなく利用が可能です。3連単では、指定の仕方によってはこの組合せ数を越える可能性がありますのでご注意ください。また、全目を対象とした集計を行いたい場合には、簡易検索や全ての目を利用して下さい。この場合には、3連単も全ての目が読み込まれます。ただし、3連単でオッズ・人気等フィルタを利用する場合には注意が必要です。3連単で「全ての目」の指定以外の場合、フィルタにかかる以前に最大816点の点数制限を受けますのでご注意ください。
検索時に、レース検索の条件や馬券の条件として、外部指数やその順位を指定することも可能ですが、この機能を利用するためには、あらかじめ、環境設定の外部指数の設定で各項目を指定し、仕様に合った外部指数ファイルを用意して下さい。また、条件として指定できる外部指数は全ての項目で共通で1種類です。
◆メニュー/キー/ボタン
簡易検索
馬単、3連複、3連単があり、それぞれを全点購入した場合の結果をシミュレーションします。全点購入自体にはあまり意味は無く、配当の分布や人気の組合せ、条件別の平均配当や万馬券率等を調べる場合に利用できます。
ファイル出力/F8
検索したレースのリスト及び集計結果を様々な形式で出力します。
馬券シミュレーションCSV形式出力(項目固定)
馬券シミュレーションCSV形式で、検索した全レース、または的中したレースのみを出力します。項目行を付加するかどうかも指定できます。
ユーザー設定CSV形式出力
続くメニューで任意にレイアウトした項目をCSV形式で、検索した全レース、または的中したレースのみを出力します。項目行を付加するかどうかも指定できます。
ユーザー設定CSV形式出力の項目の設定
ユーザー設定CSV形式出力で出力する項目を設定します。馬券シミュレーションCSV形式の項目は全て含んでおり、さらに上位馬やA・B馬の各項目、配当人気等も含まれており、馬券シミュレーション画面のデータ用というだけでなく、配当関係や成績分析用のデータとしても利用できます。
レースID出力
検索したレースの競走識別コード(レースID)を出力します。レースID以外の項目も含まれ、整形テキスト形式で出力されます。
買い目CSV形式出力
生成された買い目を、買い目CSV形式で出力します。各目には、オッズも付加されます。
[設定]的中レースのみ出力
ここをチェックしておくと、上記のレースID出力あるいは買い目CSV形式出力時に、的中したレースのみが対象となります。
集計結果(整形テキスト)
レース一覧タブでは、画面下部に表示されている集計結果を整形テキスト形式で出力します。他のタブの内のいくつかでは、その画面に表示されている内容を整形テキスト形式で出力します。
全レース一覧
現在のデータを、レース検索画面で一覧することができます。そのときに表示する馬として、1着馬、A馬、B馬、A+B馬、単複馬、馬券対象馬(枠連以外)、全馬の中から指定することができます。
的中レース一覧/不的中レース一覧
現在のデータの中から的中しているレース、あるいは的中していないレースのみを、レース検索画面で一覧することができます。そのときに表示する馬として、1着馬、A馬、B馬、A+B馬、単複馬、馬券対象馬(枠連以外)、全馬の中から指定することができます。
レース集計
全てのレースを対象としてレース集計機能を呼び出します。検索したデータ全体の配当分布等を調べたりすることができます。
レース集計(的中レースのみ)
全てのレースを対象としてレース集計機能を呼び出します。
レース収支検索
全てのレースを対象としてレース収支検索機能を呼び出します。検索したデータでの実際の収支を集計することができます。
レース収支検索(的中レースのみ)
全てのレースを対象としてレース収支検索機能を呼び出します。検索したデータでの実際の収支を検証することができます。
【注意】
オッズ・人気等フィルタ機能等で、条件設定として、オッズからの人気等を利用する場合、その人気順は最終的な票数に基づいたものではなく、オッズの大小を判定した人気順が利用されます。同値の場合には、単勝人気順や馬番順を次のキーとして大小が決まりますので、ご注意ください。これは、同値による同人気が複数存在してしまう場合、点数制限等で問題が発生する可能性がありますので、このような処理になっています。確かに正確な人気順とは言えないかもしれませんが、この機能自体が実際の購入時等のシミュレーションのようなものでもあり、少なくとも購入時には、各目の正確な票数はわからず、同値のオッズの人気順も明確にはなりませんので、より実践的なものとしてご理解ください。また、未定ですが、今後時系列オッズからの特定時刻のオッズでの判定機能を付加したような場合については、むしろこちらの判定方法しか利用できませんので、それに合わせた形にもなっています。
馬連の発売開始、それに伴う18頭以下への頭数の制限、単枠指定の廃止等の関係上、検索対象期間は、1991年の10月以降として下さい。それ以前のデータについては、正常に扱えない場合があります。
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