コメント等内の文字列別集計は、指定したコメント等内に指定した文字列があるデータを対象として成績等を集計することができます。文字列は最大で20件まで指定することができ、全て同時に集計可能です。また、正規表現を使うこともでき、正規表現を利用すれば、「ＡまたはＢ」のような指定も簡単に行なうことが出来ます。

　コメント等内の文字列別集計を行なうためには、事前に文字列を指定する必要があります。文字列は、同メニュー内の[設定]集計文字列リストの指定で指定できます。文字列は、半角２文字あるいは全角１文字以上で、１行にひとつずつ指定可能で、最大で20件まで指定できます。行頭及び行末の半角スペースは無視されます。また、「;(セミコロン)」から始まる行は、正規表現の指定を除いてその行全体が無視されますので、その行はコメント等として利用できます。

　正規表現の指定は、行頭に「;@SD」を付けると、それ以降の文字列が正規表現として認識されますが、基本的には２つの項目からなるCSV形式として認識され、最初がタイトルとして集計画面に表示される文字列、そして２番目の項目は正規表現による集計用文字列となります。２つの項目はカンマで区切りますので、各文字列内にカンマが含まれる場合には、ダブルクォーテーションで括って下さい。また、項目がひとつの場合には、その内容がタイトル及び集計用文字列の双方になります。

［正規表現例］
;@SD出遅れ|不利 →指定したコメント内に「出遅れ」と「不利」のどちらかがあるデータが集計される


　また、ワークデータを対象として集計を行うためには、事前にワークデータを読み込んでおくか、あるいは、ワークデータファイルを読み込んでレース検索を開くか、あるいは、他のデータ等からワークデータにデータを転送しておく必要があります。

　コメント以外のデータについても、ワークデータに読み込んだり合成等すれば、含まれる文字列を一括して集計が可能になります。


　各項目にカーソルをあわせ、右クリックすると、その項目の内容に該当する戦歴データをマークしたり、あるいは抜き出して別画面にコピーすることが可能で、当該項目の内容を簡単に確認することが可能です。

　下段の全/芝/ダート/障害、及び全性/牡・セン/牝、所属やマル外のみの指定、あるいは参戦数で、集計内容を絞り込むことが出来ます。

　表示内容や、メニューその他の機能については、戦歴・レース検索についてを参照して下さい。また、集計項目を利用して、該当データを分離したりマークしたりする機能の詳しい利用方法については、戦歴・レース検索集計テクニックをご覧ください。