画面内に馬名や種牡馬や繁殖牝馬が表示されている多くの画面からこの9代血統表画面を開くことが出来ます。馬名等をダブルクリックするか、または右クリックしたメニュー内の機能で開くことが出来ます。また、種牡馬名や繁殖牝馬名から直接血統表を検索したいときは、血統検索をご利用下さい。
この血統表は9代血統表ですが、通常は、5代血統表が先に開きます。環境設定の基本環境で、最初に血統表を開こうとしたときに、5代にするか9代にするかを指定することも出来ます。また、血統表を開くためのボタンやメニューを実行するときに、Ctrlキーを押しながら実行すると、9代血統表が開きます。この画面から、各馬名を右クリックすることで、それぞれの5代血統表を別に開くことも可能です。
血統表内の表示内容は、JRA-VAN Data Lab内の繁殖馬データというものをほぼそのまま利用していますので、データの内容やその範囲等についてはData Labの仕様書をご覧下さい。またデータには、抜けている項目が存在していたり、同一馬に複数のコードが設定されているようなケースもありますので、どんな場合でも完全な血統表が表示できるとは限りません。ただし、TARGETでは、独自に自動的に血統データを修復(血統データの自動補完機能)したり、また可能な限りデータを有効に検索して、それらを組み合わせて血統表を作成していますので、単純にJRA-VANのデータを表示した場合よりは多くのデータをより正確に表示しているはずです。また、今後もより正しく表示できるように改善する処理を追加する予定です。
各種牡馬や繁殖牝馬名にアンダーラインがある場合は、その馬に血統登録番号があることを意味しています。この場合は、ダブルクリックすると、その馬の馬データ画面を表示できる可能性があります。また、それ以外の馬名をダブルクリックした場合は、その馬からの9代血統表の表示に切り替わります。つまり、この機能を使えば、データがある限り先祖へ次々とさかのぼることができます。そして、さかのぼった場合は、画面上部の前の血統表に戻るボタンが有効になりますので、最初に開いた馬までひとつずつ戻ることが出来ます。Data Labの全血統データを登録していると、牡系は全て3大始祖までさかのぼれるようです(未確認)。
年齢が表示されていますが、これはもちろん生きていた場合の年齢になります。実際の生存の確認はデータ的にはできません。馬名の前に*印がついている場合は、その馬は輸入されたということを意味しています。ただし、その仔や対象馬が種付けされたり出産した当時の状態とは限りませんし、また現在の状況とも限りません。データ的には、輸入されたか過去にされていたという事実があることしかわかりません。
また、出馬表の各馬から血統表画面を開いた場合は、画面下部の↑↓ボタンや他馬ボタンで、前後の馬の血統表に切り替えることが出来ます(出馬表モード)。また、馬印が表示され、変更も可能です。他にも出馬表モードでは、単勝オッズ、人気、複勝オッズ、複勝人気、馬体重が表示されます。
画面上部には配色の指定のボタンがあり、チェック種牡馬の背景色、タイプ名、全クロス、本馬クロス、無し、ハイライトの6つを切り替えることが出来ます。また、切り換えた状態は記憶され、次に9代血統表画面を開いたときも同じ指定になります。
なお、血統表におけるクロスという言葉のハッキリとした一般的な定義は無いようですので、その意味はTARGET独自のものになります。TARGETの血統表内では、血統表内のどの部分にでも重複があれば、それをクロスと呼ぶことにしています。この画面では9代内に同一の馬が存在した場合には、一応全てをクロスとして扱います。また、画面内では、8代と9代には母名は表示されていませんが、クロスの判定は行なわれており、それらはクロス馬リストにも反映されます。
チェック種牡馬は、各種牡馬名をチェック種牡馬で指定した背景色で表示します。背景色(タイプ)は、右クリックで設定・変更が可能です。
タイプ名は、チェック種牡馬で指定した背景色で、そのタイプ名を表示します(【】内)。3代前までは種牡馬名も併記されます。また、HTML形式出力時もタイプ名で出力され、その場合は、6代前まで種牡馬名と併記されます。
全クロスは、9代血統表内に同じ血があれば、それら全て色分けして表示します。
本馬クロスは、父方と母方間で同じ血があった場合、なおかつその仔が違っている場合に色分けして表示します。つまり、クロスがあった場合、その祖先の血も一致しますが、本馬クロス表示では色分けされません。全クロスの場合は、このようなケースも色分け表示されます。全クロスと本馬クロスの違いは、画面上で表示を切り換えて実際に確認すればよくわかると思います。
表示モードがハイライトの場合、そのボタンの右側にあるドロップダウンリストで指定した馬のみを緑色の背景色で表示しますので、特定の馬の位置が簡単に把握できます。また、ハイライト馬の指定は、他にも、クロス馬リスト内でのダブルクリックや血統表内での右クリックでも指定できます。その場合、配色モードは自動的にハイライト表示になります。
画面上部の表示切換ボタンにより、血統表やクロス馬リスト等の画面のレイアウトを3通り切り換えることができます。また、状態は保持され、次回開いたときも同じ状態で開きます。
◆クロス馬リスト
通常、画面左部には、クロス馬リストが一覧表示されます。全クロス状態とはその馬の血統表内での代の位置で、父方と母方は"x"で区切られ、同方にクロスがある場合は"+"で区切られます。「3 x 5+5」であれば、父方の3代前にひとつと、母方の5代前に2つその血が含まれていることを意味します。また、それぞれの血が含まれる割合の合計を%表示します。また、リスト内の馬名の配色は、血統表の配色モードに準じます。
血統表内では、8代目9代目は牡名のみ表示されていますが、クロス馬の判定には牝馬も含まれますので、このクロス馬リストでは、その状態も反映されています。ですので、場合によっては、血統表内では表示されていない馬名が表示されている場合もあります。
また、クロス馬リストは、それぞれの項目名をクリックすることで、その内容でソートが可能です。全クロス状態でソートした場合には、その馬が血統表でより左に、同じ代の場合にはより上に出現したものを上位としてソートします(出現位置順)。
クロス馬リスト内で馬名をダブルクリックすると、配色モードが自動的にハイライトになり、その馬名のみが緑色の背景色で表示され、すぐにどの位置に存在しているのかが把握可能です。ただし、8代目9代目の牝馬は血統表内には表示されていませんので、ご注意ください。
リスト内上部の一覧ボタン(Shift+F7)を押すと、このクロス馬リストがテキストとして一覧表示され、クリップボードにコピー等することもできます。また、表示順は、ソート状態が反映されます。また、HTML形式で血統表を出力(F8)した場合、血統表の下部に付加して出力することもできます。
◆その他機能
画面上部の兄弟馬他▼ボタンを押すと、以下のメニューが表示され、本馬からのそれぞれの範囲で兄弟馬等を検索できます。
兄弟馬一覧 登録馬・未登録馬を含めて全ての中から検索します(馬データ検索画面)。
兄弟馬一覧(種牡馬) 種牡馬の中から検索します(血統検索画面)。
兄弟馬一覧(繁殖牝馬) 繁殖牝馬の中から検索します(血統検索画面)。
兄弟馬一覧(種牡馬と繁殖牝馬) 種牡馬と繁殖牝馬の中から検索します(血統検索画面)。
近親馬一覧(3代内同一牝馬) 本馬の母・母の母・母の母の母を3代以内にもつ登録馬を一覧表示します(馬名検索画面)。
同ニックス馬(登録馬のみ) この血統表の父と母父を指定して馬データ検索を開いて検索します。
3代同ニックス馬(登録馬のみ) この血統表の父と母父と母母父を指定して馬データ検索を開いて検索します。
2代同チェックタイプ馬(登録馬のみ)
この血統表の父・母父のチェックタイプと同じ組合せの馬を馬データ検索を開いて検索します。
3代同チェックタイプ馬(登録馬のみ)
この血統表の父・母父・母母父のチェックタイプと同じ組合せの馬を馬データ検索を開いて検索します。
画面上部の産駒一覧▼ボタンを押すと、以下のメニューが表示され、本馬からのそれぞれの範囲で子供や戦歴を検索できます。
産駒一覧(登録馬のみ) JRAに馬名登録された馬から検索します(馬名検索画面)。
産駒一覧(未登録馬も含む) 産駒データの中から検索します(馬データ検索画面)。
産駒一覧(種牡馬) 種牡馬の中から検索します(血統検索画面)。
産駒一覧(繁殖牝馬) 繁殖牝馬の中から検索します(血統検索画面)。
産駒一覧(種牡馬と繁殖牝馬) 種牡馬と繁殖牝馬の中から検索します(血統検索画面)。
産駒戦歴 本馬が種牡馬の場合に表示され、産駒の戦歴をさかのぼって検索できます。
以上の2つの機能では、検索対象を分離せず、一括して検索できた方が確かに便利なのですが、データの内容が違っていることから、検索後に表示できる内容や行なえる処理がそれぞれで違っているために、このように分離しています。検索後の表示や処理の内容は、そのデータがどの画面で開くかによります。それぞれの違いは上記のリンク先でご覧下さい。例えば、登録馬であれば、収得賞金額や着度数もすぐにわかりますので、兄弟がどの程度活躍していたのかがすぐに判断できますし、厩舎や馬主名もわかります。未登録馬の場合は、これらのデータはわかりませんが、地方馬や未出走の未登録馬も含めた馬が検索できますので、純粋に兄弟の一覧が確認できます。種牡馬の場合はまた違った意味になります。
不明検索ボタンを押すと、馬名のみでコードがない種牡馬や繁殖牝馬のデータを検索し、不明部分を自動的に埋めようとします。JRA-VANのデータでは、ジャパンカップ等に出走する[外]馬のデータについては、現時点では血統のコードが含まれておらず、血統表が作成できません。このような場合に利用すると、自動的に検索して血統表を埋めます。
また、本馬及あるいは父が種牡馬リストに含まれている場合、その馬名の右上に戦歴ボタンが表示され、そのボタンを押すと、直接それらの種牡馬の産駒の戦歴を検索することが出来ます。
◆メニュー/キー/ボタン
出力/F8/出力
血統表を出力します。現在はHTML形式のみですが、チェック種牡馬等での色付けも可能で、また、そのままExcel等でも色付けしたまま読み込むことが出来ます。
3~9代血統表HTML形式出力
画面に表示されている内容のうち、それぞれ3~9代目までをHTML形式のファイルで出力します。また、色付けは現在の画面のモードに従いますが、クロス等の判定は9代までの内容が反映されますので注意して下さい。
[設定]クロス馬リストを付加する
こちらをチェックすると、上記の出力時に下部にクロス馬リストを付加します。ソート状態等は、現在表示されているクロス馬リストの状態と同じになります。
本馬の血統メモファイルを開く/F2
この馬に関連付けられた血統メモファイルを開きます。無い場合は新規に作成することが出来ます。
本馬の血統外部ファイルを開く/Shift+F2
この馬に関連付けられた血統外部ファイルを開きます。存在しない場合には開くことは出来ません。
父の血統メモファイルを開く/F3
この馬の父に関連付けられた血統メモファイルを開きます。無い場合は新規に作成することが出来ます。
父の血統外部ファイルを開く/Shift+F3
この馬の父に関連付けられた血統外部ファイルを開きます。存在しない場合には開くことは出来ません。
仮想血統表
この血統表を基にした仮想血統表を開きます。
この母で仮想血統表を新たに開く
現在表示している血統表の母のままの仮想血統表を新たに表示します。
この牝馬を母として仮想血統表を新たに開く
現在表示している馬を母とした仮想血統表を新たに表示します。
この牡馬の血統のまま母として仮想血統表を新たに開く
現在表示している種牡馬等の牡馬を同じ血統構成の母馬とみなして、仮想血統表を表示します。
表の背景色を使う
これをチェックした場合は、環境設定の画面表示で指定した背景色を使用します。指定した状態は維持されます。
◆右クリックメニュー/キー
~のチェック種牡馬タイプの登録・変更・削除
その馬が種牡馬の場合、チェック種牡馬への登録、タイプの変更、登録の削除を行ないます。
~をハイライト表示する(H)
表示モードをハイライトとして、その馬のみを緑色の背景色で表示します。
~からの5代血統表を別画面で表示
その馬からの5代血統表画面を別の画面で開きます。
~からの血統表に移行する(K)
その馬からの9代血統表画面に移行します。上部の前の血統表に戻るボタンで、現在の血統表に戻ることが出来ます。
~の産駒
指定年齢範囲のJRAの登録馬の中から、その馬の産駒を検索して馬名検索画面で一覧表示します。
~の産駒(未登録馬も含む)
指定年齢範囲の産駒データの中から、その馬の産駒を検索して産駒検索画面で一覧表示します。
~の同牝系馬を検索
牝馬の場合はその馬が、牡馬の場合はその母馬が、母系の3代以内に含まれている馬を、指定年齢範囲のJRAの登録馬の中から検索して馬馬名検索画面で一覧表示します。
~の産駒の戦歴
種牡馬の場合、その産駒の戦歴をさかのぼって検索できます。実行後、細かい条件や検索範囲を指定できます。
~からの牡系子孫(サイアーライン)を展開する
その馬が種牡馬の場合、その馬の子孫の種牡馬を末裔まで検索します(血統検索画面)。
~からの牝系子孫(ファミリーライン)を展開する
その馬が繁殖牝馬の場合、その馬の子孫の繁殖牝馬を末裔まで検索します(血統検索画面)。
~を血統検索でひらく
その馬1頭を血統検索画面で開きます。上記2つのライン展開機能やその血を含む全繁殖馬の検索等が可能になります。
~の馬データ
その馬に血統登録番号があり、なおかつ馬データが登録されている場合に、その馬の馬データ画面
を開きます。
~を父(母)にもつ種牡馬
その馬の子供の種牡馬を血統検索画面で一覧する。
~のメモファイルを開く
その馬に関連付けられたメモファイルを開きます。
~をインターネットで検索
カーソル位置の文字列を指定したインターネットのサイトで検索します。
~をクリップボードにコピー
カーソル位置の文字をクリップボードにコピーします。
件名、コメントをご入力いただき、『送信』ボタンをクリックしてください。
ご意見を送られない場合は、『閉じる』ボタンをクリックしてください。