メニューパネルの血統検索ボタンを押すと、この画面が開きます。また、他にも血統表画面等から種牡馬や繁殖牝馬の子孫や兄弟を検索した場合に、この画面が開く場合があります。
この画面では、指定した文字から始まる種牡馬や繁殖牝馬を検索し、その血統表や産駒を一覧表示したり、また、検索した種牡馬の直系の子孫を展開したり、繁殖牝馬の直系の牝系をたどったり、また特定の血が含まれている全種牡馬や繁殖牝馬を検索したりすることができます。
名前から検索する場合は、検索対象として、種牡馬または繁殖牝馬を指定し、検索文字を入力して検索を実行すると、先頭一致で該当する繁殖馬を検索します。入力する文字は、全角カタカナまたは半角英字で指定して下さい。
2003年末現在で、種牡馬は約1万頭、繁殖牝馬は約10万頭以上と、その全体の頭数に大きな違いがありますので、検索にかかる時間も繁殖牝馬の方が長くなりますが、一度検索してしまうと、検索対象先のファイルが同一であれば、通常はコンピュータのメモリ内にファイルがキャッシュとして取り込まれますので、2度目はほとんど時間がかからなくなります。なお、種牡馬と繁殖牝馬全体の頭数は世代別登録頭数一覧画面の一番下に表示されます。
種牡馬は、全部で1万頭程度ですので、入力文字に「*」を指定することで、全頭を検索できるようになっています。また、「*英字」でアルファベットから始まる種牡馬を全て検索できます。繁殖牝馬の方は頭数がかなり多く、残念ながら全頭検索はできませんので、少なくとも先頭の1文字を入力して下さい。
読み込んだデータは、その父と母の名前は画面上のみ検索されて表示していますが、表示されていない部分については未検索ですので、父名や母名でソート等をすると、処理に時間がかかる場合があります。ただし、こちらも一度読込が完了してしまえば次回は高速になります。その他の項目でソートする場合には問題ありません。
検索された血統データは、上記のように、種牡馬と繁殖牝馬という区分の他に、JRA-VANのデータとして血統登録番号がある場合と無い場合の区分もあります。画面の右側の項目に血統登録番号の項目があり、ここに番号が入っている場合は、JRAのレースに出走したことがあるか、あるいは中央競馬の競走馬として登録されたことのある馬ということになり、ほとんどの馬の馬データ画面を見ることが出来ます。ただし、データとし古い場合は馬データ自体が存在していない場合もあります。また、[外]馬の場合は、出走経験があっても血統登録番号が無い場合もあります。
また、5代血統表は基本的に全馬で見ることが出来るはずです。
ということで、馬名等をダブルクリックした場合は、血統登録番号があるケースでは、馬データ画面を開き、無い場合は血統表画面を開きます。また、どちらのケースでも、父名や母名をダブルクリックした場合は、血統表画面を開きます。
品種が空欄の場合は、「サラ」(サラブレッド)です。
データ作成日が赤色の場合、修正されたデータということを意味しています。
◆系統図の表示
ツールメニュー内の機能を使用すると、検索した種牡馬や繁殖牝馬の子孫を次々とたどっていくことができ、結果的にサイアーライン(牡系)やファミリーライン(牝系)の系統図を表示することができます。また、子孫の種牡馬と繁殖牝馬同時に検索すると、結果的には、その馬の血が含まれている種牡馬や繁殖牝馬を全てリストアップし、系統図も表示することができます。系統図は、検索終了後、画面右側にツリー表示されます。
検索対象となる馬の頭数が多い場合や、また繁殖牝馬を検索する場合には時間がかかることがあります。その場合、中断することも可能で、再度同じ項目を実行すれば、続きを検索することもできます。また、ハードディスク等からのデータの読み込みの関係で、初回だけ検索に時間がかかる場合があります。
JRA-VANのデータでは、父や母のコードが抜けているデータが結構あり、TARGETではそれらのうちいくつかを自己内で自動的に補完しています。補完データは、父または母のコードが抜けているデータが対象で、その抜けている部分の名前は薄く表示されます。
メニュー/キー/ボタン
CSV形式出力/F8
画面に表示されている検索された馬を画面に近い内容の血統リストCSV形式で出力します。順番は画面の表示順に一致します。また、タイトルも先頭行に付加されます。
系統図出力/Shift+F8/系統図出力
画面右側に系統図が作成されている場合、それを何種類かの形式で出力します。
馬名リスト(ファイル/クリップボード)から読み込む/Ctrl+V
種牡馬名、あるいは繁殖牝馬名を記述したテキストファイル、あるいはそれをクリップボードにコピーして、リスト内の複数の種牡馬・繁殖牝馬を読み込みます。種牡馬か繁殖牝馬かの選択は、検索対象ボタンで指定されている方になります。
全種牡馬を同一タイプのチェック種牡馬に一括登録する
検索した繁殖馬のうち、牡馬(種牡馬)に対して、その全馬を同一タイプのチェック種牡馬として登録します。以下の機能の種牡馬の展開機能を利用すると、ある種牡馬の直系の種牡馬(牡の子孫)のみを何代もに渡って一括して検索することができますので、その検索結果に対してこの機能を利用すると、同一系統の種牡馬をまとめてチェック種牡馬に登録できます。例えば、まず「Mr.Prospector」を検索し、続いて牡系ラインを全展開すれば、登録されているミスプロ系の種牡馬を全て検索することができますので、その後に全馬をチェック種牡馬に登録すれば、ミスプロ系を全て同一のチェック種牡馬として登録できます。
全種牡馬のチェック種牡馬の指定を外す
検索した繁殖馬のうち、牡馬(種牡馬)に対して、その全馬のチェック種牡馬の指定を解除します。
全種牡馬を父と同一タイプのチェック種牡馬に登録する
検索した繁殖馬のうち、牡馬(種牡馬)に対して、その全馬を父と同一タイプのチェック種牡馬として登録します。チェック種牡馬を父系の区分のために設定している場合には、この機能で、簡単に新種牡馬等をまとめて登録できます。ただし、チェック種牡馬は馬名で判定している関係上、同名馬が存在している場合には、正常に継承されない可能性もありますので、ご注意ください。
全繁殖牝馬を同一タイプのチェック種牡馬に一括登録する
環境設定の基本環境の設定で、チェック種牡馬の色分けを繁殖牝馬にも反映させるにチェックが入っている場合に表示され、検索した繁殖馬のうち、牝馬に対して、その全馬を同一タイプのチェック種牡馬として登録します。
全繁殖牝馬のチェック種牡馬の指定を外す
環境設定の基本環境の設定で、チェック種牡馬の色分けを繁殖牝馬にも反映させるにチェックが入っている場合に表示され、検索した繁殖馬のうち、牝馬に対して、その全馬のチェック種牡馬の指定を解除します。
全繁殖牝馬を母と同一タイプのチェック種牡馬に登録する
環境設定の基本環境の設定で、チェック種牡馬の色分けを繁殖牝馬にも反映させるにチェックが入っている場合に表示され、検索した繁殖馬のうち、牝馬に対して、その全馬を母と同一タイプのチェック種牡馬として登録します。繁殖牝馬のチェック種牡馬を母系の区分のために設定している場合には、この機能で、簡単に新繁殖牝馬等をまとめて登録できます。ただし、チェック種牡馬は馬名で判定している関係上、同名馬が存在している場合には、正常に継承されない可能性もありますので、ご注意ください。
牡馬のデータを削除する
検索済みのデータの中から、牡馬のデータのみを削除し、牝馬のみ残します。
牝馬のデータを削除する
検索済みのデータの中から、牝馬のデータのみを削除し、牡馬のみ残します。
サラブレッド以外のデータを削除する
検索済みのデータの中から、アラブ等のサラブレッド以外の馬のデータを削除し、サラブレッドのみ残します。
特定のチェック種牡馬を削除する
検索済みのデータの中から、指定したチェック種牡馬の馬を削除します。
特定のチェック種牡馬以外を削除する
検索済みのデータの中から、指定したチェック種牡馬以外の馬を削除します。
チェック種牡馬に指定されていない馬を削除する
検索済みのデータの中から、チェック種牡馬に指定されていない馬を削除します。
チェック種牡馬に指定済みの馬を削除する
検索済みのデータの中から、すでに何等かのチェック種牡馬に指定されている馬を削除します。
完全重複データを削除する
完全に重複するデータ(同一データ)を削除し、ひとつだけ残します。
カーソル以上のデータを削除する
現在カーソルがある行から上の馬を削除します。
カーソル以下のデータを削除する
現在カーソルがある行から下の馬を削除します。
重複・準重複データの確認
JRA-VAN Data Labの仕様書によると、繁殖データは同じ名前の馬が違うコードで登録されているケースがあるそうなので、この機能を利用すれば、同一名で重複しているケース、及び異名でも同一と思われるケースを簡単に検索することができます。検索は、馬名とコード、生年、品種コードで行なっています。
同名馬・重複馬の確認
単純に馬名が一致するデータをテキストで一覧します。同名で別の馬及び重複データが混在して検索されます。
同名馬・重複馬を別画面で一覧
単純に馬名が一致するデータを別の血統検索画面で一覧します。同名で別の馬及び重複データが混在して検索されます。
正常な同名異馬データの確認
馬名が一致して、なおかつ生年が違うデータをテキストで一覧します。重複データを除いた同名で別の馬が検索されます。
正常な同名異馬データを別画面で一覧
馬名が一致して、なおかつ生年が違うデータを別の血統検索画面で一覧します。重複データを除いた同名で別の馬を検索されます。
同一画面内に産駒の種牡馬を1世代分展開する
現在検索されている繁殖馬の子供に種牡馬がいる場合に、その種牡馬データを同一画面内に読み込みます。
同一画面内に産駒の繁殖牝馬を1世代分展開する
現在検索されている繁殖馬の子供に繁殖牝馬がいる場合に、その繁殖牝馬データを同一画面内に読み込みます。
同一画面内に全産駒を1世代分展開する
現在検索されている繁殖馬の子供に種牡馬か繁殖牝馬がいる場合に、その繁殖馬のデータを同一画面内に読み込みます。
同一画面内に牡系を全展開する(サイアーライン)
現在検索されている繁殖馬の子供に種牡馬がいる場合に、その種牡馬データを同一画面内に読み込み、さらにその種牡馬に対しても全て同様の処理を行い、子孫が見つからなくなるまで繰り返します。結果として、ある種牡馬(繁殖牝馬)の直系子孫の種牡馬が全て検索されます(サイアーラインの展開)。血統表の一番上のラインになります。
同一画面内に牝系を全展開する(ファミリーライン)
現在検索されている繁殖馬の子供に繁殖牝馬がいる場合に、その繁殖牝馬データを同一画面内に読み込み、さらにその繁殖牝馬に対しても全て同様の処理を行い、子孫が見つからなくなるまで繰り返します。結果として、ある種牡馬(繁殖牝馬)の牝系子孫の繁殖牝馬が全て検索できます(ファミリーラインの展開)。血統表の一番下のラインになります。また、ファミリーラインの直子の種牡馬(そのファミリーライン上の種牡馬)を検索するには、この機能で全ファミリーラインを展開後、1世代分の種牡馬を展開すると、まとめて検索することができます。
同一画面内に全産駒を全展開する
現在検索されている繁殖馬の子供に種牡馬か繁殖牝馬がいる場合に、その繁殖馬のデータを同一画面内に読み込み、さらにその繁殖馬に対しても全て同様の処理を行い、子孫が見つからなくなるまで繰り返します。結果として、ある種牡馬(繁殖牝馬)の血が入っている種牡馬や繁殖牝馬を全て検索することができます。血統表の全ラインになります。
補完データ一覧
父や母のコードが抜けているデータで、自動補完の対象となっているデータを一覧表示します。補完データは、父または母のコードが抜けているデータが対象で、その抜けている部分の名前は薄く表示されます。父または母の補完で一件ですので、双方が補完されている場合は、同一馬が2回表示されます。
各種牡馬の産駒の一覧(登録馬のみ/未登録馬含む)
検索済みの種牡馬の産駒を検索して一覧表示します。これにより、例えば種牡馬が系統で検索されている場合、その系統の産駒が一覧できます。
各繁殖牝馬の産駒の一覧(登録馬のみ/未登録馬含む)
検索済みの繁殖牝馬の産駒を検索して一覧表示します。これにより、例えば繁殖牝馬が系統で検索されている場合、その牝系の産駒が一覧できます。また、前の牡馬の産駒一覧と組み合わせることにより、ある血統から全展開後に双方の結果を合わせれば、その血統の血が1滴でも含まれている子孫を検索して一覧できます。
馬データ検索に送る(血統登録番号のある馬のみ)
検索した馬を馬データ検索画面で一覧表示します。ただし、馬データ検索画面では、登録馬しか表示できませんので、血統登録番号があり、なおかつ馬データが登録されている馬のみ表示されます。この画面ではわからない馬主や生産者、競走成績を確認できます。
全種牡馬を読み込む
"*"を指定して検索した場合と同様に、全種牡馬のデータを読み込みます。
背景色をストライプ表示にする
表内の背景色を環境設定の画面表示で指定した色2色のストライプで表示します。また、この設定は初期状態として記憶されます。
右クリックメニュー/キー
チェック種牡馬タイプの変更・削除/F2
同馬をチェック種牡馬へ登録したり、タイプを変更したり、登録を削除したりします。
~を父(母)にもつ種牡馬
その馬の子供の種牡馬を別画面で一覧する
~を父(母)にもつ繁殖牝馬
その馬の子供の繁殖牝馬を別画面で一覧する
~を父(母)にもつ種牡馬と繁殖牝馬
その馬の子供の種牡馬と繁殖牝馬を別画面で一覧する
~と同じ父の種牡馬
その馬が種牡馬であれば同系初代の種牡馬(本馬も含む)を別画面で一覧表示します。
~と同じ母の種牡馬
その馬の兄弟の種牡馬(本馬も含む)を別画面で一覧表示します。
~の血統表/F9
その馬の5代血統表画面を表示します。
~の馬データ
その馬に血統登録番号があり、なおかつ馬データが登録されている場合に、その馬の馬データ画面を開きます。
~を別の血統検索画面で開く
指定した馬を1頭のみで新たに血統検索画面を開きます。
~の産駒(登録馬のみ)
指定年齢範囲のJRAの登録馬の中から、その馬の産駒を検索して一覧表示します。
~の産駒(登録馬+未登録馬)
指定年齢範囲の産駒データの中から、その馬の産駒を検索して一覧表示します。
~を残して他を削除
その馬以外の馬を削除し、この馬のみの画面にします。
~を削除
その馬のみを削除します。
~をインターネットで検索(インターネットリンク)
カーソル位置の文字列を指定したインターネットのサイトで検索します。
~をクリップボードにコピー
カーソル位置の文字をクリップボードにコピーします。
【注意】
JRA-VAN Data Labの血統データは、確かに量は膨大で、その内容は圧倒的ですが、メニュー内の機能でも確認できるように、重複データがかなり存在していたり、また、輸入前後で名前が英字からカタカナに変わった場合の対処方法や、他にも父や母の繁殖コードが抜けているものも多数あり、データの質という点ではまだまだ足りていません。TARGET内では、コード抜けによる一部のリンク切れを自動的に補完する機能も装備していますが、それでも過去にさかのぼりますと抜けは多い状態です。ですので、それらを承知の上、簡単な検索や手頃な範囲での集計等であれば問題ないと思いますが、本格的なデータの作成や分析には時期尚早かもしれません。ただし、データの質については、今後改善される可能性はあると思いますので、どうしてもという方はJRA-VANの方に要望を出されると良いかもしれません。
【TIPS】
種牡馬の方では、"*NEW"と入力することで、過去2ヶ月以内、"*YEAR"とすると過去1年以内に登録・更新された種牡馬データのみを読み込みます。また、"*WEEK n"(nは任意の数字)と入力すると、過去n週間分の種牡馬データを読み込みます。チェック種牡馬で系統分け等を行なっている場合のメンテナンス用にご利用ください。
また、他にも、以下の内容の指定が可能です。
*仮名/*KANA/*カナ
カタカナ文字の種牡馬
*輸入馬/*YUNYU
輸入された種牡馬(輸入年がある種牡馬)
*血統登録/*KETTO
血統登録番号がある種牡馬
*産地~
産地が~の種牡馬(~はターゲット内の表記の通りで指定)
*毛色~
毛色が~の種牡馬(~はターゲット内の表記の通りで指定)
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