メインメニューから馬データ検索を実行した場合、最初にこの画面になります。この画面では、様々な条件を指定して、ターゲットが蓄積している馬データ(中央登録馬)の全体を対象として、馬データをメモリ内に読み込みます。対象とする馬データの数が多いために、検索にはある程度の時間がかかってしまいます。例えば、検索したあとに、少し条件を変えてまた検索するような場合、その都度データ全体を対象にして検索していては、毎回検索時間がかかってしまい非効率的です。それを解消するために、ターゲットの馬データ検索では、二段階に分けて検索するようなシステムにしています。

　まずは、検索したい馬データに対して、その条件を大まかに設定して、対象となる馬データを一度メモリ内に読み込んでしまいます。そして、その後の検索はこの読み込んだデータのみを対象にして行います。この場合の検索は瞬時に完了しますので効率的です。

　ですから、この画面で指定する条件は大まかでかまいません。一般的には、年齢や性別、所属等を指定する程度です。検索したデータの件数が１万件を越えないくらいに指定して下さい。できるかぎり少ない方が効率的です。種牡馬や馬主等の条件があらかじめ決まっている場合はここで指定してもかまいません。

　画面左側の項目は、それらの項目の全てに該当するデータを検索し、いずれか該当しないデータは検索されません。逆に画面右側のデータに関しては、複数の項目を指定した場合、指定した項目のどれかに該当するデータを検索します。複数の条件を指定したい場合は、検索後に絞り込んで下さい。また、追加読込機能を利用すれば、データ読み込みでも何回かに分けてデータを読み込むことが可能です。

　馬名や種牡馬等、文字を入力して検索する項目に関しては、基本的には先頭一致(入力した文字列から始っているデータ)で検索していますので、場合によっては意図しないデータが検索されてしまいます。このような場合は、その項目の右側にある完全一致をチェックして下さい。完全一致がデフォルトになっていないのは、通常時の入力の手間を省くため、あるいは曖昧なデータを検索するため、あるいは、冠号等で検索するためです。また、馬データ検索では、完全一致と先頭一致しか検索できませんが、馬名に関しては、
馬名検索画面で部分一致での検索も可能で、冠号等が馬名の後半にある場合でも検索が可能です。そして、馬名検索の機能の中の馬データ検索に送るを利用すれば、そのまま馬データ検索の機能も全て使えます。また、馬名に関して言えば、馬データ検索で検索するよりも、馬名検索で検索した方が断然速く検索することが可能です。

　チェック種牡馬/父母父馬/母父馬/母母父馬の同色もを指定すると、そのチェックのタイプに指定されている色と同じ色にチェックされている場合も該当します。つまり、違うチェックタイプで同じ色を指定していると、この検索で双方が該当することになります。

　市場で取引された馬にチェックが入っている場合には、市場取引価格データがある馬が全て検索できます。過去の馬でデータが無い場合には検索できません。また、取引金額の範囲や取引市場名(部分一致)を指定して検索することも可能です。２回以上取引があった馬を検索することもできます。

　条件の中の、生データという項目は、馬データを直接検索します。これは、ターゲットが蓄積している馬データ、つまりはJRA-VAN Data Labの競走馬データに対して、そのバイト数での位置と内容を指定して検索します。指定した文字列に完全一致した場合のみ検索されます。これを使うと、ターゲットでは通常は行えない前走の内容に対して検索したり、その他変則的な条件で検索することも可能です。